昨夜、生活に対する満足度が上がっているという話を書きました。
何となく、経済が上向いている感じがする。
その程度のことで、人の満足度は変わるものなんですよね。
そう言えば、クレディセゾンが全従業員を正社員化するという報道がありました。
クレディセゾンが全従業員「正社員化」…多くの企業に広がると労働市場はどう変わる?
僕たちの周りでは、「うらやましいなあ」という声が上がっていました。
というのも、僕が通っている会社の大半は、非正規雇用なんですよね。
沖縄の非正規雇用率は高いです。
30代や40代の男性で、非正規の人も多いです。
ひとつの会社に勤め続けるという意識が薄くて、離職率が高いというのはあります。
一方で、広く長く通用するスキルを身に着けようと思っても、それに見合った仕事がないというのもあります。
そういえば、3年近く前に「夢は正社員になること」という民主党のCMが炎上したことがありました。
でも、「会社で働くのであれば正社員が良い」というのは真実だと思いますね。
企業年金もあるし、健康保険も使えるし、体調壊して休んでも傷病手当が貰える。
大企業なら、医務室やら福利厚生やらいろいろなことが充実している。
何よりも、安定した雇用と収入が確保できます。
僕自身、会社を辞めてみて「何の保障もなくなった」という実感が凄くあります。
健康体で十分な資産もあるので、それを気にする必要はないので、それが救いではありますがね。
会社を辞めて成功した人は、「サラリーマンなんてクソだ」みたいなことを言う人もいます。
クソな会社員でも、副業を認めるとか、勤務地をより柔軟に選べるようにするとか、色々な改革が模索されています。
ただ、「毎日、満員電車に揺られて会社に通い、ストレスはあっても何とか働き続けることができて、(残業はあっても)それなりの遅くならない時間に自宅に帰れる」という生活が続けられることは、十分に恵まれているんだと思います。
クレディセゾンのような動きが、民主党政権下ではなく、自民党政権下で進んでいることは、皮肉ではありますが(笑)。