東京にプライベート&仕事で行ってきました。
仕事で、前の勤務先と繋がりが出てきたので、挨拶も兼ねて、久々に訪問しました。
そこで驚いたことがあります。
以前の先輩や上司の何人かと会う機会があったのですが、50歳以上くらいの人は、会社生活に満足しているか、そうでないかが一目でわかってしまうんですよね。
会社生活に満足していない人は、表情が硬いし、いつの間にか髪が白髪になっていたり、薄毛になっていたりして、老け込んでいます。
一方で、満足している人は、表情が生き生きとしていて、昔と変わらず若いんですよね。
出世コースに乗って、しかるべきポジションに付いている人は、やっぱりハツラツとした人が多いです。
でも、ムリして出世した人や、過重な責任を背負わされていた人は、顔つきが厳しかったりします。
出世コースから外れていても、最初から見切って趣味や家庭を重視していて、プライベートが充実している人は、やっぱりイキイキしていて若々しいです。
一番老け込んでいる人はどういう人か?
それは、途中まで出世コースに乗って、「勝ち組」に入っていた人で、途中で社内政治に敗れたり、成果が残せなくなって、出世コースを外れた人です。
さらに、そこから閑職に追いやられた人って、ほぼ全員白髪が増えて覇気がなくなっています。
それを見ていて思ったのは、「会社に残らなくてよかった」ということです。
おそらく会社に残っていたら、老け込む側に入っていたんじゃないかと思うんですよね・・・
その可能性を無意識的に察知していたから、会社を辞めたという要素もあるんじゃないかと今にして思います。
逆に、40代くらいまでは、外見からメンタルなところはほとんどわかりません。
リンカーンは”40歳過ぎたら男は自分の顔に責任がある”(Every man over forty is responsible for his face)と言いました。
当時の平均寿命は40代くらいじゃなかったかと思うので、当時の40歳は、現代で言うと60歳くらいになるかもしれません。
たしかに、そのくらいの年齢になると、顔に人生の充実度が出てくるんだなあ・・・と実感しました。
それで言うと、日本の会社って残酷だなあ・・・と思います。
業績が悪くならない限りはクビにはなりにくいけど、転職できるスキルが身に付きづらいし、年齢が上がってくると、窓際に追いやられて飼い殺しにされる可能性もある。
「会社の問題ではなく、本人の心がけの問題だろう」と言われれば、その通りかもしれません。
現状に甘んじていると、ゆでガエルになるかもしれない。
中年になったら、それは常に意識しておくべきだと思いました。