インデックス投資のわれらがエヴァンジェリスト、山崎元さんが、新入社員への入社スピーチ原稿を投稿されていましたが、秀逸ですねえ。
本当に、時代は変わってしまったんですよね。
会社に入って、ひたすらコツコツと目の前の仕事をこなして、定年まで勤め上げればアガリ!
なんて、会社生活はもはや望むべくもないです。
そういえば、僕もここ2年間、4月に新社会人へのメッセージを書いていました。
無職になって改めて重要だと思うのは、山崎さんが最後にお書きになっている、
会社は、人生の全てではない「会社の外の世界」を持て
というところですね。
僕自身、これまでも会社以外の世界を見ようとしてきたつもりでいたのですが、それでも会社という組織に支配されていたなあ・・・と思います。
遅かれ早かれ、いずれはみな会社という組織から離れて、個人として生き、個人として死んでいくことになります。
そうであればこそ「外の世界」を見て、会社以外の自分の身の置きどころを探しておくことも重要だと思います。
ひとつ付け加えておくとすると、お金について、「収支全体をコントロールして。手元にキャッシュがしっかり残るように人生設計しましょう」ってことかな。
仕事ができて、稼ぎまくっている人でも、お金の使い方がルーズだったり、節約の仕方が悪かったりして、キャッシュが手元に残らない人はたくさんいます。
企業は、売上高よりも利益やキャッシュフローが重視されるように、家計も手元にいくらお金が残るかが重要なんですよね。
仕事のキャリアと同様、これを意識して、実践し続けられるかどうかで、将来的に大きな差が出てきます。
まあ、新社会人のみなさまには、せいぜい頑張って、沈みゆく日本の将来を、多少なりとも延命させてもらいたいところですね。