会社員

元上司が社内政治に敗れて、要職を退いたという話を、以前に書きました。

社内政治からオサラバできただけで幸せ

実は、いまから3年ほど前に、僕の歴代の上司だった人、数人がまとめて早期退職して、転職したり独立したりしてしまったことがあります。
みんな仕事もできたし、部下からも慕われていたんですよね。
でも、必ずしも上からの評価が高かったとは限りません。
処遇に不満があったのか、他にやりたいことがあったのかは分かりません。

いずれにしても、社内政治に長けている人たちではなく、会社に対して不満はあったんじゃないかと推測します。

彼らが会社を去った時、「恐らく、僕もいずれ同じ選択をするんだろうな」と思いました。
その時は、その時に思ったよりも(5~10年くらい?)早く来てしまったわけですが・・・

さて、下から受けがいい人が、上から受けがいいとは限りません。
僕の経験では、むしろ逆のことが多い。
部下を将棋の駒のように使って(たとえ部下から嫌われても)、実績を上げることが出世の道だったりしますからね。

会社に20年近く務めた身としては、社内政治は必要だとは思います。
ただ、政治が自己目的化してしまうと、人々のモチベーションが下がり、組織の雰囲気が悪くなります。

これまでの経験から言うと、社内政治への向き合いによって、いくつかタイプに分けられます。

1.仕事を効率的に進めるために社内政治を行う政治家タイプ
⇒こういう人は業績も上げて、たいていは出世する

2.政治が自己目的化している政治屋タイプ
⇒実績の割には出世しやすいが、トップ次第で地位が危なくなることも

3.社内政治を敢えてしない人
⇒「社内政治よりは仕事が重要」と考える人。出世する人としない人がいる

4.社内政治ができない人、あるいは出世に興味がない/諦めた人
⇒コネか運がないと出世しない

1のタイプがトップに来ると、組織はうまく回りやすいです。
2のタイプがトップに来ることは少ないですが、来たとしても組織はうまく回ることが多いです。

問題は、2のタイプがトップに立った場合ですね。
うまく行く場合も多いんですが、下々まで社内政治が波及していくことが多くて、組織がギスギスする可能性が高くなります。
トップに気に入られるために、下々の人たちもいろいろ画策しはじめますからね。

人にもよりますけど、2のタイプの人って、1や3のタイプの人たちをうまく活用する人と、1,3のタイプを不遇の立場に追いやる人がいます。
1,3の人が、自身の地位を守る上で、武器にもなれば、脅威にもなりますからね。
後者の場合は、下手をすると企業価値が損なわれることもあります。

それでも、会社の場合は、「利益を上げる」という目的があるので、(多少は)自浄作用が働きます。

でも、そうでない場合は北朝鮮化していきます。

僕が通っていた大学がそうでした。
学問的業績はさほどでもない教授が権力を握って、組織を好き放題いじって、人事でも横暴を働いていました。
組織としてはかなり腐ってましたね。
研究で実績を上げられないので、政治力に頼るしか生きていく道がないんですよね。
政治に走らず、マジメに研究したい先生達が不遇の扱いを受けていました。

3人以上人が集まれば、必然的に政治も生まれるんでしょうけど、どうにも鬱陶しいです。
会社を辞めて、1人になって、孤独ではあるけど、鬱陶しさは全然ありません。

僕の場合、組織のしがらみよりは、孤独の方が好きで、居心地も良いです。


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