労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です!
今朝、会社に行く途中、YouTubeの「好きなことで、生きていく」の広告が・・・
月曜日の朝から挑戦的なことやってくれますね。
会社員にケンカ売りたいんでしょうか?
このコピー、物議を醸したはずなんですが・・・
僕の友達で、「好きなこと」を仕事にした人はことごとく挫折しています。
・添乗員になった旅行好き友達は、プライベートで行く旅行とのギャップに耐えられず、転職しました
・同じく旅行好きでガイドブックの編集者になった友達は、ハードワークと安月給に耐えられず、やはり転職しました
・写真が好きでカメラマンになった友達も、食っていけないので結婚を機に就職しました
やり方が悪いんだろう、と思われるかもしれないですが、やっぱり「好きなことで、生きていく」の一般に難しいと思うんですよね。
「好きなことで、生きていく」ことができているのは、
- 飛びぬけた実力がある
- セルフプロデュース力がある
- 「好きなこと」が普通に仕事として成立する
のどれか(あるいはどれも)だと思います。
経験によると、内訳は1が5%(あるいはそれ以下)で、2が30%くらい、3が65%くらい、というところでしょうか。
高度成長期は「満員電車に揺られて毎日会社に行けば、いずれは郊外にマイホームが持てる(かもしれない)」という夢を抱いて、サラリーマンは仕事に邁進してきました。
いまにして思うと、世間に踊らされていたという見方もできるわけですが・・・
これと同様、「好きなことで、生きていく」というのは現代人の夢というか、幻想だと思いますね。
僕の場合、いまの仕事は「好きなこと」ではないですが、「嫌いなこと」でもありません。
そのくらいで十分だし、お金をもらう以上、好きでないこともやらなきゃならない・・・
というのが普通のことじゃないかと思うわけです。
会社に入りたての頃、「本当にやりたいことは何なのか?」という話を友人としたのを覚えています。
「やりたいこと」はコロコロ変わるのですが、その時は「世界を回りながらその地域の文化を学んで、情報発信していきたい」と答えたと思います。
まさに、リタイアした後はそれを目指そうとしてます。
そう考えると、金が稼げるかどうかはさておき、「好きなことで、生きていく」のまであと少しかもな・・・とも思ったりもします。