外資系金融勤務の友人(年収は2000万円~3000万円くらい)が、沖縄に遊びに来ていました。
以前から、遊びに来る予定だとは聞いていたんですが、こういうご時世だから、キャンセルするかな……と思っていたら、、、予定通り来ました。
彼は、全然コロナなんて気にしていないそうで、東京にいる時もマスクは付けていないそうです。
そもそも、コロナが発生して間もなく、在宅勤務になって、会社には全然行ってないそうです。
元々、仕事はそんなに忙しくなかったようなんですが、在宅勤務になってからは、1日に2~3時間くらいしか仕事してないそうです。
「コロナで大変じゃないの?」
と聞いたところ、「会社の業績は多少は悪化してるかもしれないけど、大した影響はない」とのことで、「給料もコロナ前と全然変わらない」ということでした。
なんで、それで数千万円の年収が貰えるの???
と思うのですが、、、
彼の会社が特殊なのかもしれませんが、利益やパフォーマンスではなく、預かり資産で報酬が決まるそうで、資金が流出しない限りは報酬も下がらないそうなんです。
リーマンショックでも、クビになったりせず、普通に乗り越えていたようですから、彼の会社は金融機関でも特殊なのかもしれませんが・・・
「在宅勤務で労働時間は減っているけど、収入は変わらなくて、むしろ生活は快適になってるよ」とのこと。
いまでも毎日外食してるそうです。
『半沢直樹』を見ていると、メガバンクのエリートは債権回収だの、企業買収だの、買収防衛だのと奔走して、過重なストレスの中深夜まで働いているわけですが……
現実の銀行マンがドラマの通りだとは思いませんが、メガバンクに限らず、銀行マンって、入社して支店に配属されて、厳しいノルマを課され、それを達成して、同期の競争に勝ち抜いて出世していき……みたいな感じだと聞いています。
外資金融の友人なんか、入社以来、そんなにストレスのある仕事もしていなければ、過重労働とも無縁で来ているんですよねえ……
彼が優秀だから――
と言うのも、もちろんあるんでしょうが、それだけではなくて、儲かるビジネスモデルの職場にポコッとはまった(そして、そこでキャリアを固めた)というのも大きいと思うんですよねえ。
僕の知っている人たち、中小企業の社員、非正規社員や個人事業主、フリーランスの人たちの多くはコロナで苦しんでいます。
大手企業の社員の人たちは比較的余裕はありますが、それでも、経済が落ち込み、働き方も大きく変わっていく中で、試行錯誤している状況で、コロナ前ほど恵まれた環境にはありません。
他の友人・知人で彼みたいなタイプはいないんですが、世の中にはそれなりにいるだろうし、アメリカなんかにいくと、格差はもっと酷いんだろうなあ……と思います。
本当に、資本主義社会というのは非情だなあ……とつくづく思います。