お金って不思議だなあ。
……といつも思います。
それ自体は紙切れ(最近は電子データのことも)に過ぎないのに、人間社会ではそれがすごい価値を持っているんですよね。
お金は問題を解決する力もあれば、問題を起こす力もあります。
最近は、「お金が問題を引き起こす」ことが多いなあ。
……とつくづく思います。
ひとつはWHOを巡る米中の対立です。
アメリカは資金拠出の恒久停止や、脱退もちらつかせて中国寄りの現状を変えようとしています。
中国がいまのような「金持ち国家」になっていなければ、こういう問題も起きなかったはずなんですよねえ。
中国が「金持ち」になったことで、色々と国際的な摩擦が起きてしまってるんですよね。
韓国の元慰安婦支援団体が横領の疑いがあるとかで、捜査を受けています。
これにしても、元々は慰安婦の人権を擁護する目的だったはずですが、趣旨がねじれてしまいましたね。
部落解放運動にしても、元々は人権運動だったのに、いつの間にか利益誘導が目的化してしまって、むしろ部落差別を助長している感があります。
(大阪に4年間住んでいたので、リアルにこういうことを実感してしてきました)
僕は反韓ではないし、日本政府は慰安婦に対して適切な補償はすべきだと思いますが、こういうことが起きると、ちょっと考えてしまいます。
(横領自体に元慰安婦は関与してないのでしょうが、それだけにお金の問題にすり替えられてしまったことは残念です)
今年の夏の甲子園の中止に関してもそうですね。
経済的損失は、672億円だそうです。
「夏の甲子園」中止の経済的損失約672億円の試算から透けて見えるもう一つの大会中止検討理由とは?
「球児の夢が絶たれた」みたいな報道してますけど、夢が絶たれたのは高校野球部員だけじゃないでしょう。
球児が神聖化されていますけど、なんで高校野球だけが特別視されなきゃならないの???といつも疑問に思います。
高校野球はお金にまみれちゃってますからねえ。
要するに「カネになるから特別視している:ってことでしょう。
高校時代は、僕はテニス部の幽霊部員でしたが、在学中に母校が甲子園に初出場したせいで、テニスコートが潰されて野球の練習場にされたり、野球部員に横暴な態度を取られた(先生たちもそれを黙認していた)りして、本当に迷惑でした。
WHOにしても、元慰安婦支援団体にしても、甲子園にしても金まみれになっているのに、まるで理想に燃えた純真無垢な世界だるように偽装するから、胡散臭いと思っちゃうんですよねえ・・・
「建前で誤魔化せない時代が来ている」と解釈すれば、むしろ現状は歓迎すべき状況なのかもしれないですけどねえ。。。