労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です
Facebookのプロフィール写真がフランス国旗になっている人を見て、「???」と思いました。
Facebookがフランスのテロに対する意思表明として、こういう仕様を導入しているようです。
直接見れていませんが、スカイツリーと東京タワーもトリコロールになっていたみたいです。
知識人たちも、日本のメディアがあまりフランスのテロを取り上げないことに懸念を示しています。
日本のテレビはパリのテロを全然やってないな…世界からの孤立っぷり…
良く分かる部分もありますが・・・
11月13日(金)にはレバノンでテロが起きて43人が死亡しています。
こちらは、マスメディアではほとんど報道されていません。
シリア国民はフランス人よりも大量に殺されています。
サウジアラビアによるイエメンへの空爆もあまり報道されていません。
やはり、日本における報道、および人々の関心は、
日本>>北米>ヨーロッパ>アジア>>それ以外(中東、アフリカ、中南米等)
といったところでしょう。
僕は、レバノン、シリア、イエメンすべて行きましたから、親近感もあるし、国民が殺され、都市が破壊されることを心苦しく思います。
ただ、そうでない人は、あまり知らない国で悲惨なことが起こっても、正直リアリティも関心も薄いでしょう。
欧米人だってそうじゃないでしょうか?
自分とは関係ない国で何か起こったところで真面目に報道はしないでしょう。
これはしょうがないことです。
「フランスのテロを日本のメディアがあまり報道しないのはおかしい」、「フランスだけを特別扱いするのはおかしい」という意見も出ているけど、何が正しいというのは難しいです。
海外でボランティアしている日本人に対して、「自分探しなんかしてないで、日本人なんだから日本で活動すべき」みたいな意見があります。
一方で、「世界にはもっと困っている人がいる。そういう人たちこそ支援すべき」みたいな意見もあります。
いずれにしても、活動をしている人、意思表明をしている人に対しては、批判はしたくないです。
正しいこと答えはないですからね。
ただ、僕は、日本人、あるいは欧米人以外の虐げられた人たちに対しても、思いを巡らせられる人間になりたいとは思っています。