マクドナルドの社員が会社から7億円を横領したというニュースがありました。
それに関して文芸春秋の続報が出ていました。
年収2000万超、三井物産社員がマクドナルド7億円横領犯になるまで
「7億円横領されるまで気づかない会社はバカか?」とも思ったりするわけですが、逆に横領した社員がよほど巧妙にやっていたんだろうなあ・・・とも思ったりします。
で、横領した西町容疑者って、一橋大学卒業で元三井物産の社員で、その当時は年収2000万円超(!!)あったとか。
逮捕された時点で38歳だから、三井物産でシンガポールに赴任していた時期は、せいぜい36歳ですよねぇ。。。
手厚い海外赴任手当てが付くのはわかるけど、この年齢で年収2000万円も行くんかいな!?
それはさておき、このお方、三井物産時代に仕事で為替取引をやっていたとのことで、そこでFXにはまったとのこと。
三井物産時代に、家族や同僚から集めた2億円をFXで溶かしてしまい、借金を抱えていたとのこと。
三井物産も実質的にはクビになったってことでしょうねぇ・・・
その後、マクドナルドのマネージャーとして採用されているようなので、仕事はできる人なんでしょうねぇ。
時系列を見ると、転職して間もなく横領をやっていたということになりそうですねぇ。
うーむ。
一流大学卒業、一流企業勤務のエリートが、FXにはまって、借金を抱えて転落する・・・絵に描いたようなエリートの転落人生ですね。
- プロでもFXで大損をこく
- エリートでもギャンブルに嵌って借金を抱えてしまう
というのは、本当は不思議なことではないんでしょうけど、改めて「そういうものなんだなあ・・・」と思います。
そう言えば、私の知り合いでも、出社コースに乗っていた大手企業に勤めていた人が居たのですが、やはりFXにはまって、会社のお金を横領して(金額はたいしたことないんですが)解雇されてしまいした。
仕事もできる人だったようだし、人望も厚かったようで、彼を知る人にとっては、信じられない出来事で、かなりショックを受けていました。
いま、沖縄でベストセラーになった『ヤンキーと地元』という本を読んでいるのですが、肉体労働しているヤンキーは、FXはしなくてもパチンコや博打に嵌って借金する人が結構いますね。
形は違えど、収入や社会的地位にかかわらず、ギャンブルにはまって破滅してしまう日とはどこにでもいるんですねぇ。
ギャンブルに囚われてしまう人間の心理って本当に良く分からないものですね。
ちなみに、下記の本はギャンブル依存症の人の心理と、社会制度のあり方について書かれていて、勉強になるのでリンク貼っておきます。