上野桜

被害にあった地域はまだ大変だと思いますが、台風も落ち着いてきました。

そんな中で、台東区の避難所が、ホームレスの受け入れを拒否したというニュースを見ました。

台東区が台風19号の避難所にホームレスの受け入れを拒否

この報道のコメントを見ていると、台東区を擁護する意見も少なからずありました。
「ホームレスを受け入れると、安全性が不安だ」「汚い人、異臭を放つ人と同じ場で過ごすのは抵抗がある」等々。

正直、僕自身も避難民の立場だったら、同じように考えたと思います。

ただ、建前の方が先に立つので、受け入れに対してはクレームはつけないとは思います。

受け入れ拒否が認められてしまうと、安全と命さえも人によって差がつけられてしまうことになるので、不平等、差別を許容することになってしまうんですよねえ。

台東区は謝罪。

ホームレスの避難所利用を拒否 台東区長が謝罪

安倍首相も平等な扱いを促す発言をされています。

首相「全ての被災者受け入れが望ましい」 台東区避難所のホームレス拒否問題で

日本がまだ、弱者救済を是とする国であることに安心感を覚えました。

欧米諸国は、日本よりは格差を容認する社会だと思いますが、その一方で弱者救済のキリスト教精神が残っているんですよね。
キリスト教自体は衰退気味ですが、ボランティアとか寄付の精神は残っています。

一方、日本は格差自体をあまり容認しない反面、市民レベルでの弱者救済の精神は薄くて、国家の仕事だと思いがちです。

それは文化や伝統の違いだから、どちらが良いとはいないのですが、「弱者が野垂れ死ぬのは自己責任だ」と切り捨ててしまうと、弱者の最後の砦もなくなってしまうように思えます。

今回に関しては、「受け入れ拒否は当然!」という論調が主流にならなくて良かった・・・と思いました。


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