メディア報道を受けて、ZOZOの前澤社長は自身のTwitterで借金が600億円だってことを公開されました。
ZOZO前社長・前澤友作氏”借金2000億円”報道についてTwitterで言及「今後はフェイク記事はしっかり否定していきます」
「僕の借金は約600億円です」ZOZO前社長・前澤友作さん、“借金2000億円“報道を否定
金額だけ聞くと莫大で、これについても「さすが前澤さんスケールがでかい」みたいな意見や「600億円も借金するなんてヤバい!」みたいな声も出ていました。
たしかに、「(個人が)600億円の借金」と聞くとものすごい額に見えますが、資産とのバランスで見ると、不健全なレベルではないですよね。
「お金使うなら、借金はせずに自己資金で賄うべきだ」という意見もあるかもしれませんが、前澤氏に関してはこれは当てはまらないですね。
というのも、企業の創業者で資産の大半を株で持っているわけですが、株を手放して現金化するのは色々と不都合が起こります。
・株を売ると経営権を失う可能性がある
・大量の株の売却は株価にも悪影響を与えてしまう
なので、株を担保に借金をするのは、別におかしなことではありません。
600億円という金額にしても、保有株の資産価値が2000億円あるわけだから、不健全な金額とは言えませんね。
宇宙に行くとお金は残りませんが、絵画であれば売却できるので、使ったお金は無価値になるわけではありませんからね。
スケールがでかすぎてイメージが湧かないので、億⇒万に置き換えてみましょう。
・2000万円の金融資産を持っている人が、不動産を買うために600万円の借金をした。
全然ヤバくないですよねえ。
桁を一つ上げてみましょう。
・2億円の金融資産を持っている人が、6000万円の借金をした。
やっぱり全然ヤバくないですよねぇ。
前澤氏の仰っていることがウソで、自身が保有されている株式の時価総額を上回る借金を抱えていたと言うなら話は別ですが、そうであれば、そもそも金融機関がそこまで金を貸すかってのがありますね。
一時期の小室哲哉なんかと比べても、全然健全なレベルだと思いますよ。
・頭金ゼロで30年のローンを組んで4000万円の不動産を買った
みたいな人の方が全然ヤバいと思いますね。
キャッシュで全額即返済できないくらいローンを抱えている人が、前澤氏の行動を批判することはできないんじゃないかなぁって思いますよ。
僕自身は借金は嫌いなので、大学時代に奨学金を借りた以外の借金はこれまでないし、奨学金も完済しています。