日米首脳会談で、日本が百億円分の米国産トウモロコシを購入ことになりましたねぇ。
この件については、米中の関係悪化によって、中国に輸出できなくなった飼料を日本に押し付けられた・・・
という見方をされていて、批判を集めています。
この取引が、日本にとって利益のないものかは色々と見解があるようなので、素人が余計な意見を言うのは差し控えます。
いずれにしても、日本という国は「アメリカファースト」になってしまったなあ・・・
と思います。
結局、アメリカを立てることで、アメリカに守られ、漁父の利を得ることができるわけだから、しょうがないですね。
終戦記念日も過ぎましたが、毎年8月半ばには第二次世界大戦の報道が増えてきます。
「大東亜共栄圏」というのは、日本の独りよがりの誇大妄想だったと教えられて来ましたけど、大人になって学びなおしてみると、全否定するような発想でもないと思うんですよね。
「西欧諸国の植民地支配を打破してアジア諸民族の独立をはたし、共存共栄を図ることが目的」ということだったわけですが、この理念自体は正しいと思うんですよね。
結果的には、それを日本主導でできると思い込んだこと、日本が欧米列強と同様にアジア各国を植民地支配しようとしたことが誤りだったわけですが。
台湾とかインドネシアのように、日本が統治したのが相対的に良かった国々もあることも付記しておきます。
アメリカべったりで、東アジア諸国(具体的には、中国、韓国、北朝鮮)との関係もアメリカに頼り切ってしまっている現状を考えると、第二次世界大戦当時とは隔世の感があるなあ・・・と思います。
良くも悪くも、当時の日本には理念があり、国際的なリーダーシップを発揮しようという意思もあったんですよねえ。
前置きが長くなりましたが、海外に出てみると、アメリカという国も、トランプ大統領も、決して支持されていないし、むしろ嫌われていると言って良いんですよね。
日本のメディアも、日本国民も、アメリカやトランプに対して根本的には甘いんですよねえ。
英語の勉強のために海外のニュースを見ているのですが、最近、日本に関する報道が増えています。
日本そのものに対する関心が高まっていると言うよりは、国際政治的な対立関係の中で、日本に注目が集まらざるを得ないという状況なんでしょうね。
野党が躍進してきたときに、公明党に注目が集まるみたいな感じだと思います。
アメリカがヤバくなったら、次は中国にすり寄っていくのかなあ・・・
なんて思ったりもしますが、本当に「日本はいつのまにか、自立できない国家になっちゃったな」あとつくづく思います。