お金持ち

文春オンラインの記事です。

カルロス・ゴーンが墜ちた 欧米セレブ経営者「金銭感覚」の罠 原因の一つと考えられるのは、日本の経営者の年俸の低さだ

ゴーンの報酬は、日本人の感覚では破格ですが、欧米からすると高額とも言えない。

ほとんど日本にいないゴーンからすると、他の欧米の経営者と並んだときに、見劣りしてしまう。
それが、不正の原因とまでは書いていないけど、要因のひとつとして考えられたのではないか。

ということですね。

たしかに欧米の大企業の経営者の報酬は破格ですね。
ただ、欧米においても、経営者が破格の報酬を得えるのは最近のことで、一般従業員との格差は近年拡大していると言われています。

「業績を向上させた経営者が多額の報酬を得るのは当然」という意見もあります。

『21世紀の資本』(トマ・ピケティ)によると、役員報酬の金額は、企業の業績によって決められるものではなく、景気の良し悪しに負うところが大きいとしています。

たまたま企業が儲かったから、役員報酬も上がるというわけですね。

まあ、ゴーンが日産に乗り込んできた直後は、日本の景気も良くなく、日産の業績も低迷していたので、経営の建て直しはゴーンの業績と言ってもよいと思います。
近年のリーマンショックからの回復、日本でのアベノミクスによる景気回復時は、日本企業全体の業績が向上していたので、収益が上がっている、経営者の能力をどう評価するかは難しいところですね。

僕としては、いまの欧米の方が異常だと思っています。

一定の収入(800万円)を超えると、人の幸福度は頭打ちになるという研究結果もあります。
個人レベルでも、高額報酬を求めることのメリットはそんなにないと思いますね。

社会においても、所得格差が大きな弊害をもたらすことが明らかになっています。

リチャード・ウィルキンソン 「いかに経済格差が社会に支障をきたすか」

グローバル時代には、報酬額を上げないと、外国人の優秀な経営者が海外に取られてしまう。
日本もグローバル化が進むと、経営者の海外流出が進んでしまう。

そういう考えもあるのはわかるのですが、報酬の多寡で、経営者が行く会社を選ぶと言うのも、ヘンだなあ・・・と思います。
お金が全ての尺度になってしまう社会も、おかしな社会だと思います。

経営者と一般社員の所得格差は、広がらないほうが良いと、僕は信じています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください