渋谷ハロウィンで逮捕者続出ですね。

コメント欄やSNSを見ていると、若者への批判ばかりです。
当然のことですが。

「日本の若者が劣化した」という意見も。

渋谷ハロウィンって一体… 若者の劣化の原因を本気で考えるべきだ

そう言えば、昨日下記のような記事を見つけて、少しばかり思考を巡らせていました。

どうして海外のサッカーの試合では日本サポーターがゴミ拾いをするのに国内の花火ではこうなるのか。

「人って個別の事象から物事を一般化したがる生き物だなあ・・・」と思います。

ヨーロッパを1か月間旅して、いろいろ考えさせられるところがありました。

ひとつは、マナーや国民性についてです。

ヨーロッパでは、地下鉄や鉄道には、改札がありません。
長距離列車では、車掌さんが切符の確認に回ってきますが、短距離の場合は、タダ乗りし放題です。
(ただし、タダ乗りがバレると、多額の罰金を取られる)

最初は、「ヨーロッパ人って公共心があるなあ。日本だったら、タダ乗りが横行して、サービスが成り立たなくなるに違いないのに」と思いました。

ただ、スーパーマーケットに入ると、入口と出口が別れていて、入り口は一方向にしか開かず、出口はレジの先にあります。
つまり、何も買わずに出づらく、万引がやりにくい構造になってます。
しかも、大きな荷物は持ち込み禁止で、入り口のロッカーに預けないといけません。
日本だと、入口も出口も同じで、ツーツーで出入りできます。
万引きしようと思えば、簡単にできてしまいますね。

両方を見ると、ヨーロッパ人と日本人を対比して「どっちがルールを守る人種か?」なんて判断はできないです。

「日本人はタダ乗りはしても、万引きはしない人たちなんだろうな」という仮説は立てられますが、あくまでも個別事象に関する傾向しか語ることはできません。

「ゴミを片付ける」という行為も同様で、日本人はスタジアムでは片付けるが、花火会場では片付けない傾向がある・・・ってことはわかりますが、スタジアムの件だけで、「日本人はきれい好きで、公共心の高い立派な人種」とは結論付けることはできません。

しかも、こういうのって集団心理が働きます。
みんなが片付けていると、自分も片付けなきゃならない気持ちになるし、最初から散らかり放題だと、「ゴミは放置しておいていいや」という気になります。

実際、ヨーロッパでホステルを泊まり歩いていて、そういう光景を見たんですよ。
キレイにしているホステルのキッチンは、みんな(世界各国からの旅行者)綺麗に使うし、そうでない場所はいい加減に使う。

渋谷のハロウィンも、ここ数年「バカ騒ぎしても大丈夫な場所」みたいな雰囲気を醸し出していたし、一部の若者が暴走して、集団心理が働いて、メチャクチャな事になったんじゃないかと思うんですよね。

この現象だけで、「日本の若者は劣化した」と批判するのも、スタジアムでゴミを拾う日本人を見て「日本人は綺麗好きで公共心が高い人達」と称賛するのもちょっと違うんじゃないかな・・・と思います。


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