家族、子供

ホリエモン「生活保護世帯への進学支援は『税金の無駄遣い』」

ホリエモンって、筋が通っていることを言っているにも関わらず、言い方が良くないため、メディアに言葉尻を取られて報道されて炎上することが良くあります。
でも、この発言には賛同しかねますねえ。

Yahoo!の方の記事を見ると、ホリエモンに賛同する人も多いようですが。

ホリエモン「生活保護世帯への進学支援は『税金の無駄遣い』」

生活保護制度自体が批判されています。
たしかに、不正受給の問題もあるし、働けるのに勤労意欲のない人に税金を使うのはムダだとは思います。
ただ、世の中には本当に生活支援の必要な人がいるんですよね・・・

この辺のことは、『下流老人』と言う本を読んでもらえればと思います。

で、進学支援の話です。

沖縄に来て、いまの職場に勤めてみて、色々な人と仕事します。
東京にいるときは、学歴や職歴が同じような人が多かったんですが、こちらでは、アルバイトスタッフが沢山います。
彼らは、高卒から大卒までいますけど、仕事をしていると、とても優秀なのに学歴がない人も何名かいるんですよね。
そういう人は、学歴と、その後の職歴が影響して、能力に見合った収入の高い仕事に就けていません。

・親が病気をして、看病と生活費の確保のため、大学を中退せざるを得なくなった
・お母さんが浮気をして家を出てしまい、家族を支えるために進学できなくなった
・シングルマザーでお金がないため、2人の子供を高校より先には進学させられない

進学できないのは、能力が欠けているわけでもないんですよね。

そもそも、子供の学歴が、親の学歴や収入と高い相関があることは統計的に示されています。
教育というのは、その後の人生に大きく影響を与えるにもかからず、機会は平等に与えられているわけではないんですよね。

僕自身、生活保護は受けていなかったですが、母子家庭で低所得者にあたりましたし、家族、親戚で大学に行った人はいなかったので、そもそも「大学に進学する」ということ自体が特殊なことだったんですよね。
死ぬほど勉強して、学費の安い国立大学に行って、学費も減免されたし、奨学金も受けました。

既存の大学の枠組みを残すための税金の無駄遣い。優秀な学生には返さなくて良い本当の奨学金がすでに支払われる枠組みがあるんだから、優秀でもない学生がわざわざ行くところではないのに補助金だすとかマジおかしい

ホリエモンの発言ですが、これは間違いです。

一例ですが、僕の場合は下記のとおりです。
大半の大学生は、入学後に遊んで勉強あまりしませんが、僕は研究者になりたかった(結局挫折したけど)ので、大学でも一生懸命勉強して、成績も良かったです。
でも、受けられたのは、日本育英会の奨学金で、返済はしなければなりませんでした(公務員になれば返済しなくて良いですが)。
奨学金と授業料免除を受けても、生活費は足りないので、アルバイトしてました。
仕送りは最低限受けてましたが、残りはアルバイトして賄ってましたよ。
生活保護世帯は、仕送りは望めないと思うので、全部自分でなんとかしないといけないですね。
これは厳しいと思います。

実家から通える国公立大学に行くなら別ですが、そうでなければ、生活保護世帯の家庭の子供が進学するのって経済的にかなり難しいはずです。

ちなみに、ホリエモンが発言していることの、元になっている記事は下記です。
生活保護世帯の大学進学、一時金支給へ 政府方針

親元を離れる場合は30万円を配る。同居を続ける場合は10万円とし、さらに生活保護費の住宅費の減額ルールをやめる。

さらに記事によると、受給世帯の大学などへの進学者は昨年度で4619人とあります。
全員に配ると10億円程度ですかね。
所得格差が少ないと言われる日本でも、10億円以上の資産を持っている人はそこそこいるはずです。
そのくらいの予算を配分することが、「税金の無駄遣い」って言われるに値するんだろうか?と疑問に思いますね。


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