ウクライナ、本当に酷いことになっていますね。。。

プーチンがここまでやるとは、誰も事前には想定できていなかったと思います。

この件に乗じて、「日本人は危機意識がない」みたいな言説も多数出ていて、「日本も中国に攻め込まれるぞ」、「日本も軍隊を持つべきだ」、「日本は原発を推進しろ」、「日本も核武装すべきだ」みたいな主張をされる香ばしい方々も散見されています。

ウクライナには行ったことないんですが、隣接するハンガリー、スロバキア、旧ユーゴ諸国で以前社会主義下にあった、ボスニア・ヘルツェゴビナには3年前に行きました。

ウクライナに隣接するポーランドには、15年ほど前に行きました。

これらの国は、第1次世界大戦から戦果にはあるわ、第2次世界大戦後は社会主義化して独裁と貧困を味わっているわ、多民族が入り混じって、常に緊張状態にあるわ・・・で、日本と比べると、たしかにみんな緊張感を持って生活しています。

ボスニア・ヘルツェゴビナでウォーキングツアーのガイドをしてくれた若い男性は、「自分の国は恵まれていないが、祖国を愛しているので、自国に留まっている。ただ、政変が起きたりしたら、ニュージーランドに逃げようと考えている。ニュージーランドは平和な国だからね」と言っていました。

島国で、ほぼ単一民族で、江戸時代には260年間の安定を享受し、流血もなく近代化を成し遂げ、戦争で悲惨な目にあいつつも、70年間正規の軍隊もなく、曲がりなりにも平和を享受してきた日本人に対して、「危機意識を持て」とか言ったところで、現実問題として難しいと思います。

「日本はこれから危機に見舞われるから、軍事訓練を学校の必修科目にするぞ!」とか言われたら、日本国民は目くじら立てて怒り出すと思うんですよねぇ。

戦争は反対ですし、ウクライナの平和は願っていますが、なかなか「自分ゴト」として捉えずらいのも正直なところです。

ただ、プーチンを見ていると、「ああ、日本にもこういう人っているよなあ」と思います。

ある領域で高い能力を持ち、人心掌握術にも長けていて、追随者が多数いる。
ライバルを蹴落として、権力基盤が安定したら、強権を発揮して、最後は暴挙ともいえる行為に出てしまう。
それに違和感を抱く人はいても、怖くて声を上げられない・・・

僕が大学生の時に入った研究室の教授がまさにこういう人でした。
助教授(現在の准教授)・助手(現在の助教)・大学院生に暴言を吐いたり、罵倒したりして、無条件で服従させて横暴な振る舞いをしていました。
今から見ると、完全なアカハラなんですが、当時は彼の行為を罰したり、律したりする制度は何もなく、みんな泣き寝入りしていましたし、その教授は、定年まで勤めあげて、その後、高専の校長として迎え入れられました。

会社に入ってからも、そういう人は何名かいましたねえ。
上記の教授ほど、極端ではないんですが、部下をコマのように使って、出世して、ライバルを陥れて・・・
ただ、彼らは役員になった後に社内政治にやられて退任に追い込まれたり、セクハラやパワハラがパクられて降格になったりして、最後まで逃げ切った人は、最近ではあまりいません。

話を戻すと、ロシアは西側諸国と比べると社会制度が整っておらず、権力者が権力を持ち続け、暴挙を振るい続けられる土壌があるんでしょうね。

「晩節を汚す」という言葉があるように、今も昔も、古今東西、こういう人って出てくるものなんでしょうね。

日本にも「プチプーチン」みたいな人はたくさんいるわけですが、「プーチン」みたいに国家権力を掌握して横暴な行為を働く人物はいないし、今後しばらくは出なさそうです。

日本は恵まれた国だし、日本人は恵まれた人たちだな・・・とつくづく思います。


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