最近、「ちょっと面白いな」と思うことがあります。
有名人が、成功しているキャリアを捨てて、別のキャリアに踏み出す人が多く見られます。
例えば、日テレの桝太一アナが、退社して大学の研究者になるそうです。
桝太一アナ、日テレ退社し研究者へ 「的確に科学伝える方法考える」
身分としては、助教なので、必ずしも大学内での地位は高いとは言えないし、雇用が保証されているわけでもありません。
大学の助教になるよりも、アナウンサーとして成功することの方が困難だと思うし、待遇もだいぶ違うと思うんですよね。
でも、桝さんのこれまでのキャリアや興味を考えると、納得性はあるし、研究者の世界でもちゃんとキャリアを築いて、第一線で活躍されるんだろうなあ・・・と思います。
アナウンサーつながりで言えば、近江友里恵さんの三井不動産への転職も驚きました。
三井不動産と言えば、エリート中のエリートが行く会社だとは思うんですが、アナウンサーとしての成功を捨てて不動産業界に転身するというのは、かなり思い切った選択だったと思いますよ。
でも、これからこういうキャリア形成の仕方は増えてくると思うし、有名人で目立っているのは一部でですが、実際に似たような転身をしている「一般人」は多いと思います。
安定性、社会的地位、収入は大切ですが、それ以上に、「自分の心が満足することをやる」ということが重要で、それが尊重される時代が来ているなあ・・・と思います。
ある分野で成功している・・・まではいかずとも、それなりにでもうまくいっていると、全く別の環境に移る決断もしにくいと思うのですが、やはりやりたいことを選択しないと、世間的にはうまくいっているように見えても、いずれ後悔することになると思います。
今の仕事にやりがいがない中で、会社にしがみつき続けている人はなおさらだと思います。
「仕事は収入を得る手段」と割り切って、仕事以外のところで生きがいを探すという生き方はもちろんあると思います。
ただ、不満を抱えながら生きているのであれば、思い切って別のところに飛び移った方がよいと思います。
話はそれますが、セカンドキャリアつながりで言えば、「ハンカチ王子」こと、元日本ハムの斎藤佑樹氏さんは、球界から引退され、会社をつくりましたね。
近年はバッシングされていて、「給料泥棒」みたいな言われ方されていましたが、引退された瞬間からネット上では応援メッセージが多数送られるようになりました。
いくら好きだからと言っても、活躍ができない中、報酬を得続けている環境も正直辛かったんじゃないかと思うんですよね。
やはり、変わるべき時が来たら、躊躇せずに新しい環境に踏み出してみることが重要だと思うし、しっかりと準備していれば、年齢は関係なく、新しい世界にも順応してやっていけるものだと思います。