東証がシステムダウンで1日取引停止になりました。
本日は復旧して、取引も通常に戻っています。
僕自身は、売買しない日の方が圧倒的に多いし、相場が閉じていたら閉じていたで何もしないだけなので、別に何の支障もありません。
システムエンジニアの友人によると、「どんなに注意していてもシステムトラブルは起きるときは起こるもの」なのだそうです。
ただ、東証くらいになるとトラブったときの強固なバックアップがあるものだと思っていたんですが、そうでもないんでしょうか?
ちなみに、機会損失を蒙った投資家が損害賠償できるかというと、難しいんじゃないか……みたいなことを金融機関の人が書いていました。
まあ、賠償していると東証も資金が枯渇しちゃいかねませんよねぇ。
さて、最近思うのは、ITシステムに限らず、この世の中のシステムは意外に脆弱で、ちょっとしたことでトラブルが起きるということです。
例えば、「民主主義」というシステムです。
米大統領選のテレビ討論会が「最悪の討論会」と批判されています。
米大統領選、討論会「最悪」で形式変更へ バイデン氏は期待、トランプ氏は反発
英語の勉強のために中継は見ていたのですが、僕の英語力ではさっぱり理解できませんでした(「ながら見」したのも悪かったかも)。
とはいえ、トランプとバイデンと司会者が同時にしゃべったりしていて、ネイティブの人でもわかりにくかったそうなので、まあやむを得ないかも……ですねぇ。
少なくとも、トランプがバイデンの発言を遮ってしゃべり続けるなど、トランプの「品のなさ」が目立ったのはわかります。
バイデンは比較的冷静に対応していたように見えるので、「史上最悪」と言われるのはトランプのせいだと思います。
世論調査によると、「討論会はバイデン氏勝利が48%」とのことですが、驚くべきことは、トランプ氏勝利も40%いることです。
日本人からすると、「傲慢なトランプは到底支持できない」となるんでしょうが、アメリカでは一定の岩盤支持者が依然として結構な数いるんですねぇ。
アメリカは「誰にも平等にチャンスが与えらる素晴らしい国」、「民主主義が世界一発達した国」と言われてきたし、僕自身そういう風に刷り込まれて育ってきました。
そういう国の大統領候補の討論会がここまで劣化しているってのは、アメリカ国民の責任であり、アメリカ民主主義の劣化だと思うんですよねぇ。
欧州は欧州で、新型コロナの第2派が襲ってくるわ、BREXITで英国と欧州が揉め続けているわで、なかなか情勢が落ち着きません。
日本に限らずですが、先進国の社会システムは意外に脆弱で信用できないってことを露呈した……というのが、昨今の世界情勢なのかなあ――と思います。