ユニセフの幸福度調査で、日本の子供の幸福度が低いという結果が出てます。
日本の子ども、健康なのに「精神的な幸福度」はワースト2位。高い自殺率の問題、改めて浮き彫りに
こういう調査って、ランキング化して優劣を競うためのものではなく、問題点を洗い出したり、整理したりするためのものだという理解なので、調査結果が独り歩きしてしまうことは良くないと思いますね。
学習障害がある子供を探すために開発された知能指数(IQ)が、いつの間にか人間の頭の良さを測る指標かのように流通してしまっていますが、IQで人の頭の良さは分からないのと同様です。
ただ、個人の体験に照らすと、納得はできる結果ですね。
僕自身は田舎で生まれ育ったんですが、両親はもともと他の場所からの移住者で、地元の慣習に従おうとはしなかったし、祖父母も両親もちょっと変わった人で。そういう人たちに育てられたせいか、保育園や小学校ではかなり苦労しました。
ウチの親からは「赤信号でも車が来なければ、道路を渡っても良い」と教わったんですが、小学校の時に実際にそれをやったら先生からかなり怒られました。
僕自身は左利きなんですが、親は矯正しようとはしませんでした。
保育園では、保母さんや他の園児から「左利きはダメ」みたいなことを言われて、凄いストレスだったんですよねぇ。
(結果的には、字を書くのだけは右に矯正された)
たしかに「精神的な幸福度」はかなり低かったなあ・・・と思います。
大人になってみたら、保育園や小中学校で受けた圧力は、社会で役に立つどころか、弊害が多いことに気付きました。
たしかに「社会性」は重要で、子供時代にそれを育む必要があることはわかるんだけど、ルールや同町圧力でがんじがらめにする必要もなかったんじゃないの?? と思います。
まあ、子供のころに不幸だった反動で、大学に入って以降はおおむね幸福な生活を送れていると思いますけどね。
さて、ランキングに戻りますが、ニュージーランドが低いって意外ですねぇ。
僕の間接的な知り合いで、「子供伸び伸びと育てたい」ということで、家族でニュージーランドに移住してしまった人がいます。
ニュージーランドに限らず、ランキングを見ても、あまり腹落ちはしませんねぇ。