フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが長女誕生を機に、5兆円相当の同社株を寄付するというニュースが出てました。
うーん。カッコいいなーー と思います。
富と名声を得ると、それに合わせて、あるいはそれ以上に欲望も膨らんでいくものなんでしょうが、彼の場合はそうじゃないようですね。
彼の結婚前に「ザッカーバーグの彼女はブ●」とかネットで出回っていました。
最近に限っていうと、●スではないとは思いますが・・・(微妙な言い方)
いずれにしても、富と名声を得たからと言って、モデルとか女優とかに手を出すタイプじゃないようですね。
しかも、お金に対してもあまり固執してないようですね。
まあ、固執したところで使い切れないでしょうけど。
いずれにせよ、環境が変わっても、自分の価値観、ペースを崩さないというのは称賛に値すると思います。
数年前、『フェイスブック 若き天才の野望』という本を読みました。
最近は、英語の勉強のために、原書 “The Facebook Effect: The Real Inside Story of Mark Zuckerberg and the World’s Fastest Growing Company” も読みました。
(あまり理解できなかったけど)
この本を読むと、ザッカーバーグは、元々金儲けは重視していなかったようです。
(なので、邦題はあまり中身を反映していない)
ユーザーが増えても広告枠を売ろうとしなかったり、高額の買収話をはねつけたりしていたようですからね。
でも、それが最終的にはFacebookの急速な成長を実現し、大金を稼ぐことにつながったわけですけど。
彼にしてみると、自分の理念と、それを体現したサービスを世の中に広めることが最も重要で、お金儲けは二の次だったようです。
先日書きましたが、新・映像の世紀のグレートファミリーと呼ばれる財閥なんかとは考え方が違いますね。
アメリカの起業家にそういう人たちが出てきているのは好ましいことです。
日本でザッカーバーグのような人が出てこないことに対して否定的な意見もありますけど、単純に比較はできませんね。
日本で大金で稼いでいる人は多額の税金を納めているので、富の再分配にはちゃんと貢献していると思います。
まあ、「ネオヒルズ族」的なイケイケな感じはいい加減、時代遅れになって欲しいとは思いますが。