ビジネス男女

新型コロナで遅れましたが、『半沢直樹』の新作が7月19日から放映されます。

それに伴って、前作の特別総集編の前半がこの一昨日の日曜日に放映されました。
(後編は次の日曜日)

あれから(前作の放映から)7年も経ってるんですね。

『半沢直樹』は後半からしか観てないんですけど、ベースとする小説2冊は読んだので、ある程度の話のつながりは理解しています。

でも、改めて前半を見て、「良くできたドラマだなあ!」と思います。
総集編だからと言うのもあるかもしれないけど、次から次へと主人公の半沢直樹が窮地に陥って、息をつかせない展開をします。

半沢はそれにめげず、苦境を覆していき、胸のすくような思いがします。

改めて見直すと、登場人物の演技は迫真ではあるけど、かなり芝居がかっていて、ちょっと大げさな感じがします。
BGMや演出も同様なんですが、むしろ、このデフォルメ感が面白さの主要要素になっている感はあります。

僕だけではないとは思うんですが、実は、『半沢直樹』を「面白い!」と思う自分自身に後ろめたさを覚えてしまうところ無きにしも非ずです。

この作品の面白さって、日本のサラリーマンの鬱屈が前提としてあって、ドラマの中の半沢直樹の言動は、彼らの鬱憤を晴らしてくれるところがあるんですよね。
だからこそ、本作が支持を集めた――というのはあるはずです。

半沢以外の登場人物に対して、「馬鹿だなあ」とか、「ズルいヤツだなあ」とか、「ここまで卑屈になるか?」とか、そんなことを思ったりもするんですが、会社員であれば、周囲に似た人(場合によっては自分自身のことも・・・)がいるんですよねえ。

つまり、このドラマを「面白い!」と思う人はどこかに思い当たる節があって、それは全然誇らしいところはなくて、卑屈だったり、小市民的だったりするわけです。

会社を辞めて3年以上を経た身としては、「人事(出稿)に怯えるなんてバカバカしい!」、「理不尽なことなのに、上司に服従するか?」、「そんなに会社に不満なら転職すれば良いのに」とか思ったりするんですけど、多少なりとも会社員時代はそういう要素は自分にもありましたからねえ。

僕が勤めていた会社は、半沢が勤める「東京中央銀行」ほどおかしくはなかったし、都銀に勤める友人は「『半沢直樹』は大げさに表現しすぎだし、あの世界はリーマンショックよりも前の時代の話で、いまの銀行はだいぶ違うよ」と言っていました。

まあ、そうでしょうねえ。

「企業のありよう」という点から見ても、『半沢直樹』は日本企業の旧態依然とした悪習が前面に出ているので、「このドラマを見て共感している場合じゃないだろ!」とも思ったりもするわけですが・・・

でも、このドラマはやっぱり面白いし、共感もしてしまうわけで・・・

やっぱり日本企業も、そこで働くサラリーマンの体質も変われないままでいるということになるのかなあ・・・なんて思ってしまったりするわけです。


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