これは経費で落ちません

テレビドラマはほとんど見ないんですが、NHKで金曜22:00からやっている『これは経費で落ちません!』は珍しく毎回見ています。

会社の経理部を舞台とするドラマって、いかにも面白くなさそうなんですが、これが実に面白いんですよね。

多部未華子が演じる、優秀だけど愛想のない経理部員の森若さんが主人公で、請求書や領収書の不備から、社員の不正を暴き、トラブルを解決していく・・・という話です。

ただ、池井戸潤の作品のように、大きな陰謀が渦巻いているわけでもなく、善悪の対立が描かれているわけでもありません。

それでも、このドラマが凄く面白いと思えるのは、会社員であれば「あっ、こういうことってあるある!」と共感できるところが満載だからなんですよね。

お金の処理にルーズで経理部に迷惑かける社員がいたり(僕も会社員時代はこういうタイプだった)、営業部と経理部の対立や軋轢があったり、お調子者で無責任な上司に憤ったり・・・といったことが起きるんですが、会社員であれば、「ウチでもこういうことあるよなあ」とつい共感してしまうんですよね。

ドラマの中で起きる不正も、「こういう状況に置かれたらやってしまうのもムリはないよなあ・・・」と思えるもので、そういう意味では本質的な悪人がいないんですよね。
だから、見終わった後の後味も悪くない。

脚本と演出がとても良くできているし、俳優さんもそれぞれの役割をうまく演じていて、丁寧に作られたドラマだなぁ・・・と感心させられます。

みんな不完全で、それぞれぶつかり合いながらも、それぞれの人がそれぞれの職務を何とかかんとか遂行していくことで、仕事を成り立っている。

会社ってそういうところなんだなあ・・・と実感します。

僕自身、会社を辞めたことは全く後悔していないし、会社を辞めた後のほうが幸福感も高まっています。

ただ、このドラマのように摩擦を起こしながらも、いろいろな人と関わり、協力し合いながら、仕事をしていたことは、懐かしく思い起こされます。

まあ、会社を辞めて外から物事を眺められるようになったからそう思えるのであって、会社に居続けたら、もっと斜に構えてこのドラマを見ていたかも知れませんが。

いずれにしても、このドラマはおススメです。

原作のマンガも読んでみたいです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください