老人

昨夜、NHKスペシャル「ミッシングワーカー 働くことをあきらめて」をやっていましたね。

40・50代の失業者を特集した番組ということで、「これは見ねば!」と思ったんですが、想像していた内容とはだいぶ違いましたね。
見る前は、鬱病とか、無気力とかで仕事できない中年の話かと思っていました。

この番組は、親の介護で離職した人が、仕事に復帰できず、無職状態に陥ってしまう人を中心に紹介されていました。
これは深刻ですね・・・

・独身で子供がおらず、支えてくれる家族がいない
・親の介護で仕事を離れざるを得ない
・一定期間離職しており、再就職が難しい
・一旦正規雇用の仕事から離れると、正規雇用に戻るのは難しい。仕事が見つかっても、低賃金の非正規の待遇で働かざるを得ない

日本社会が抱える課題が重なり合って、ミッシングワーカーが生まれてしまうんですね・・・

限界集落に居住している人もいましたが、地方の疲弊というのもありますね。
地域コミュニティが崩壊している反面、因習は残っているというのもあるかもしれません。
お荷物になった親を家族や地域コミュニティで助けることはできない一方で、子供が親を捨てることは難しい。

人生100年時代と言いますけど、ニッポンのジレンマでリンダグラットンが語っていたようなハッピーな生き方ができるのは、一部の「勝ち組」だけではないかという気がします。

「人生100年時代」の生き方を再び考える~“人生100年”のジレンマ大研究を見て~

番組を見ていて違和感があったのが、彼らの親世代が介護施設に入るのを、頑なに拒んだりすることです。
気持ちはわからんでもないですが、子供の人生を犠牲にしてまで、自分の権利を主張するのはちょっとどうかな・・・とも思います。

なんか、この状況って、戦争の地雷被害に似てると思っちゃいました。
地雷を踏んだ兵士は死なないので、介護する必要がある。
怪我していない兵士が介護にあたる。
で、2人分の兵力を奪うことが出来るんですよね・・・

日本経済にとっても大きな打撃だと思うのですが。
介護離職に関わらず、40代、50代の再就職支援というのは重要な社会課題ですね。

40代、50代でアーリーリタイアなんて、本当に幸せな人生なんだろうなあ・・・ってつくづく思いました。


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