NHKの朝ドラ『ひよっこ』が最終回を迎えました。

最初は、「あまり面白くないなあ」と思ってましたが、途中からなかなか面白くなってきて、結局全部観てしまった。

下記の記事が、ちょっと面白かったです。

「ひよっこ」朝ドラ史上異色の主人公が教えてくれた人生で大切なこと

・主人公の谷田部みね子(有村架純)はあまり成長しないし、夢も叶えない(そもそも大きな夢は持っていない)
・一方で、主人公のまわりの人達は、次のライフステージを迎えて、みね子のもとから去っていく
・みね子は成功者に嫉妬したり、羨んだりはしない

NHKの朝ドラは、これまで主婦向けだったせいか、主人公は女性で、性格は前向きで、夢を叶えていく・・・という物語が多かった気がします。

それを破ったのが『あまちゃん』でしたね。
あまちゃんの主人公もあまり成長はしないんですよね。

これって、極めて現代的だと思うんですよね。

言ってみれば、『あまちゃん』や『ひよっこ』はソーシャルキャピタルを描いた作品とも言えます。
実は、こういう類の映画やドラマって、朝ドラに限らず結構出てきているんですよね。

「ソーシャルキャピタル」というのは、「社会資本」のことで、人々の協調行動が活発化することにより社会の効率性を高めるって話です。

まさに『ひよっこ』がそうで、みね子を中心とする協調行動によって、まわりの人たちがドンドンうまい方向に回っていく・・・という話です。

中核となるみね子は決して成功はしないけど、配偶者、家族、友人に恵まれて、幸せな人生を送ることができる。

このドラマのメッセージ、いま(会社を辞めたあと)の僕には良く理解できます。

会社にいた頃は、どうやって自分がやっている仕事を上司はじめ、周囲の人たちに認められて、いかに出世するか?
というゲームに巻き込まれていたんですよね。
「俺は出世はどうでもいい」なんて公言してましたけど、実際は半期ごとの人事評価はかなり気にしていたし、評価に一喜一憂していたものです。

いまは会社を辞めて、仕事はしているものの、そういうものは全く重要ではなくなりました。
もちろん、成果を出さないと雇用元から切られてしまうという恐れはあるんですが、そもそも僕の役割が、雇用元の社員に僕が持っているノウハウを引き継いで、彼らのスキルアップを図る・・・ということなんです。
だから、自分自身が評価を得ても意味がなく、「チーム全体のレベルが上がった」ということが評価につながります。
親切に教えて、スキルが上がるとスタッフからも感謝されて、人間関係もうまく回ります。
僕自身のスキルが上がっているわけでもないし、自分が成功しているわけでもないんですが、まわりの人たちがうまく行くように自分がサポートに徹することで、成功はしなくても、人々が慕ってくれて自分もハッピーになれるんですよね。

仕事はしていても、会社員時代とはストレスがだいぶ違います。

話が『ひよっこ』から逸れちゃいましたけど、谷田部みね子的な生き方は、幸せの道だと思います。
ただし、「人がうまく行くことに、コンプレックスを持たず、素直に受け入れられる」ということが前提になりますが。
でも、それが意外に難しいんだよなあ・・・(笑)


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