お金持ち

本日のNHKスペシャルは、シリーズ マネー・ワールド資本主義の未来 第3集 巨大格差 その果てに
シリーズの最終回でした。

過去2回は下記にレビューを書きました。

NHKスペシャル『シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 第1集 世界の成長は続くのか』は概論的だったが頭の整理になった

NHKスペシャル『シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 第2集 国家VS.超巨大企業 ~富をめぐる攻防~』は勉強になるけどスッキリしなかった

さて、今回は格差の問題について。

歴史的に見ても、現代は格差が最大になっている時代・・・とのことです。
IT化とグローバル化が、労働者の賃金の低下をもたらしている。
これは、日本だけでなく世界的に起きているトレンドとのこと。

この格差を認めるか否か?というのが論点です。

番組の中では、ワイングラスのタワーにワインを注ぐ比喩で語られていました。
ウーン、わかりやすいですね。

上のグラス(富裕層)に先にワインが注がれるが、それが一杯になると、その下のグラスにワインがこぼれてくる。
さらにその下も・・・
ということで、そそぐワインが十分にあれば、貧困層もおこぼれに預かれる。

しかし、上のグラスが大きかったり、そそぐワインが少なくなったりすると、ワインの恩恵に預かれるのは上のグラス(富裕者)のみ。

後者の状況が、現代というわけです。

面白かったのは、米国の大統領選で多額の献金をした人だけが入れるVIPルームがあったりすることです。
あと、米国の民主主義は完全なものではなく、一握りの富裕層が政策を左右しているという点。
富める者も、貧しい者も平等に一票の価値を持つのが民主主義だと思っていましたが、現状は変わってしまっているんですねえ。

「世界一貧しい大統領」と呼ばれる、ウルグアイのムヒカ元大統領のインタビューもありました。

シアトルの決済代行会社「グラビティ・ペイメンツ」のダン・プライスCEO(30)が自身の年収を93万ドル(約1億円)減額し、社員の最低年収を7万ドルに引き上げたという試みも紹介されていました。
この試みは、会社の業績を向上させただけでなく、社員の家族の多くに子供が生まれたり、消費が活性化したりという効果もあったそうです。
一方で、経営陣が報酬を不満に思って辞めたり、CEOを訴えたりといったことも起こっている。

個人ではなく、社会全体の富を追求することが重要といったような視点で締めくくられていました。

単なる教条的な面だけでなく、たしかにあまりにも利己主義が蔓延すると、社会が不安定化して秩序が崩壊してしまうんですよね。
過去の革命を見ても良く分かるかと思います。

過去3回まで見てきて、たしかに面白いのですが、ほとんどがどこかで見聞きしたことのような気がします。
そういう意味では新しい発見はなかったですね。

このシリーズで語られていたことは、下記の書籍にほとんど網羅されていますので、番組を見て、興味を持った方はぜひ読んでみてください。


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