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NHKスペシャル『シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 第2集 国家VS.超巨大企業 ~富をめぐる攻防~』

期待のNHKスペシャルシリーズの第2回放映されました。

NHKスペシャル『シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 第1集 世界の成長は続くのか』は概論的だったが頭の整理になった

前回は概論的でしたが、今回からはテーマ別にもう少し具体的な議論が進んで行っている感じです。

企業と国家の関係が変わってきているという話で、企業の存在が国家を脅かすようにさえなっている。

ひとつは、租税回避の問題が挙げられてます。
企業は収益性の高い事業を、法人税の安い国に拠点を移すことで、法人税が回避できる。
法律上の問題はないとされるので、国家も規制できない。
国家は国家派で、法人税の引き下げ競争が起きてくる。

グローバル企業がビジネスに支障が出たとして国家を訴える裁判が多発
対象となっているのは小国ですが、賠償額は国家を破綻させるくらいの規模になっている。

国家には富の再分配機能があるが、国家の力が弱体化した暁には、社会秩序はどうなるのか?

いくつか、国家とは独立して自由経済圏を作ろうという試みや、スペインの村の住民主体の取り組みなど、対照的な事例の紹介もありましたが、結論は出ていない感じでしたね。

うーん、面白い番組だし、勉強にもなるのですが、過去2回を見る限り、どうにもスッキリしない番組だなあ・・・

個人的な意見では、歴史的に自由貿易と保護貿易は、どちらかに振れ過ぎると揺り戻しが起きるものなので、これからは規制がかかる方向に動くんじゃないかなあ。
あと、法人税の引き下げによって何もない小国にグローバル企業が来たりしているのは事実なので、制度設計をうまくやれば、国家格差の平準化にもつながるんじゃないか・・・と思ったりもします。
最近は企業も社会貢献活動に熱心だったりしますので、富の再分配機能を企業が担うなんてこともありうるんじゃないかと思ったりもしますね。

というのも、昔は美術館や劇場は国家が運営していたのが、最近は民間でもうまく運営されていたりしますからね。

本番組は、今週は2日連続で放映されます。
明日は、「第3集 巨大格差 その果てに」です。


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