さっきNHKで地球ドラマチック「レンガを運び続けて~バングラデシュの子どもたちは今~」をやっていました。

以前見たことあるので、再放送です。
良い番組だったので、また見てしまいました。

バングラデシュは貧しく、多くの子供は労働を余儀なくされています。
しかも、かなり過酷なんですよね。
頭に重いレンガを乗せて運ぶので、顔がしわだらけになったりする。
レンガ運びの子供は、1日12時間働くのですが、たいしたお金にはなりません。
父親だけの収入だと家族は養えず、子供は学校を辞めて働かざるを得なくなる。
結果、技能は身に付かないので、大人になっても単純労働を強いられる。

バングラデシュには数年前に行きました。
かなり経済発展してきているようですが、たしかに子供が労働していました。
レンガを運んでいる子供も見かけたし、船の墓場と呼ばれる船の解体場でも子供が働かされていました。
写真は撮影禁止だったので、撮れませんでしたが、その代わりに路上の子供たちの写真をアップしておきます。

バングラデシュ

バングラデシュ2

さて。
最近、NHKの「貧困女子高生」の捏造問題が話題になりましたね。
この件は、日記にも書きました。

NHKの「貧困JK炎上事件」と貧困の定義について

その後、ビジネスジャーナルが、報道を事実誤認と謝罪したようです。

「貧困女子高生」めぐりNHKに謝罪 ビジネスジャーナル「『回答』は架空」

バングラデシュの番組なんかみていると、日本の貧困女子高生なんて「全然貧困じゃないじゃないか!」と思ったりもします。
でも、ちょっと待って欲しい。

先進国の貧困と発展途上国の貧困は違います。

これまでも何度か紹介していますが、『絶対貧困』(石井光太)という本があります。

途上国の貧困層の生活は凄まじいです。
彼らは、1日1ドル以下で生活しているんですよね。

翻って、日本ではその10倍の1日1000円以下で生活している人もほとんどいないと思います。
でも、発展途上国の人は日本にホームレスがいることに驚きます。
「こんな豊かな国にどうしてホームレスがいるのか?」と。
日本に限らず、世界で最も豊かな国である、アメリカ合衆国にもホームレスはいます。

彼らは、働きたくても働けなくてホームレスをしているとは限りません。
ホームレスに限らず、貧困に陥っている人は、発展途上国とは状況が違うんですよね。
働く意欲があっても働けないとか、どんなに節約してもお金が足りなくなるとか、そういう人は貧困層の中でも少数派だと思います。
収入以上にお金が出て行ってしまうのが、先進国における貧困層だと思います。

「自業自得だ」「自己責任だ」というのは簡単です。
でも、一定数そういう人が出てしまうのはやむを得ないと思うんですよね。

以前、書きましたが、ギャンブル依存症は自助努力でどうにかなる問題ではなく、治療が必要なんだそうです。
投資とギャンブル

貧困もそうだと思います。
収入の多寡とは関係なく、どうしても貧困に陥ってしまう層は一定数存在する。
いま、日本人は経済的に余裕がないので、こういう人に対して厳しいです。
でも、そういう人に対して、社会が手を差し伸べなければならないというのは、やむを得ないことだと思います。


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