さっきまで、新世代が解く!ニッポンのジレンマ「“会社やめたい”あなたに贈る仕事論」をやってました。
テーマが僕にピッタリ(?)なので、期待して見ましたが・・・
正直、良く分からなかったですね。
出演者の言っていることが理解できないとか、そういうことではないです。
理解できても、腑に落ちないんです。
世代の違いなのかもしれません。
でも、ホリエモン(僕と同世代)の言っていることも腑に落ちなかったので、世代の問題だけじゃないかも。
AIやロボットに大半の仕事が代替され、一部の特別な人間意外の仕事はなくなる。
十分な時間ができた人間は、いかにホビーの世界で生きていくのかというのが課題になる。
一方で、たとえ単純な仕事でも、やりたがる人は依然として残る。
そんな会話がありました。
でも、そうはならないんじゃないかなあ。
技術が発達しても、文明が発展しても、僕たちの労働時間は決して少なくなったわけじゃないんですよね。
新しい仕事が生まれてくるし、そもそも、人間同士で競争し合っている以上、発展し続けるために人間は働き続けなきゃならないんじゃないかなあ。
現代の会社員は、古代エジプトや古代ローマの奴隷以上に労働時間が長いというのは、良く知られた話です。
ロボットが人間の仕事を代替して、人間が働かなくても生きていける時代は来ないと思うんですよね。
「技術が進歩すると人間の労働時間は減る」みたいなことは、ずっと言われていましたが、そうなってませんね。
まあ、いいでしょう。
いずれにしても、出演者は全員、会社という枠に囚われなくても、仕事を作れるし、お金も稼げる人たちなので、「会社は辞めない方が良い」という結論にはならないですよね~
「ニッポンのジレンマ」シリーズは、面白いし、勉強になるのですが、若くして成功しているエリートばかり集めているので、日本の平均的な人々のジレンマには十分に応えられてない感じがしますね。
その意味では、伊藤洋志さんの話が一番地に足着いている感じでしたね。
大きな市場はないが、小さなニーズが存在する「小商い」を積み上げて生活の糧にする。
その中には、お金ではない支え合いみたいなもので成り立っている要素もある。
会社を辞めても、こういう生き方であれば、生活は維持できそうかな・・・と思いましたね。
あと、参加者(お客さん)から「一度会社を辞めると、再び会社に戻るのは難しいから、会社を辞めることには戸惑ってしまう」という意見が出てました。
家電ベンチャーの中澤優子CEOが「再就職できないのは、スキルがないからだ」みたいな回答をされていましたが、これには疑問でしたね。
よほどスキルのある人なら、会社を辞めた後、いくらでもキャリアアップの道はあるでしょう。
日本の場合、仕事のスキルがなくてもなかなかクビにはなりません。
逆に、そういう人の雇用を守るために、ある程度のスキルがある人が再就職しづらいという環境は、たしかにあります。
条件が悪くなることが多いんですよね。
スキル以外に、会社のカルチャーに馴染めるか・・・というのもあります。
会社を辞めてすぐに転職する場合は良いのですが、間が空けば空くほど、再就職しずらくなります。
実際、一度会社を離れると、なかなか会社という組織に適応できなくなりますね。
番組とはあまり関係ないことですけどね。
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初めまして、ご意見に賛同します。仰るようにこの番組はニッポンの平均的な意見が少なく、クセが強い方が多いのでジレンマを語るのではなくジマンを語る人もいますよね。もうちょっと庶民的な普通の仕事の方も出演してほしいです。ただ床張りの武勇伝は面白かったです。
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がんぷさん。
はじめまして。コメントありがとうございます。
僕の考えが特殊かもな・・・と思っていましたが、同じようなことを感じられていたとは!
たしかに、実際に有用な話は、床張りでしたね。
普通の人は、細かい仕事を見つけて、コツコツと生活の糧を得ることを模索する。
そうすれば、会社をやめても仕事は成り立ちそうな気がしました。