今朝、会社に行く前にNHKの「あさイチ」を見ていたら、どう思う?“子どもがいない”生き方という特集をやっていました。
女優の山口智子さんが、ご自身の「子供を生まない人生を選んで幸せ」といった発言をされて、子供ない女性の共感を集めているそうです。
下記に詳しく出てます。
批判意見も出ているようですが・・・
山口智子って、バブル期のアイドルというイメージがありますが、もう51歳なんですね・・・
「相手が唐沢寿明だから、ハッピーな人生を生きられるんだろう? 普通はそうはいかんぞ!」と言いたいところですが、それはひとまず置いておきましょう。
山口女史の発言に対して、賛否両論出てくるというのは、いまだ「女は子供を持つのが幸せ」という神話が根強くあるからでしょうね。
男の僕でさえ、「子供つくれ圧力」を感じることは良くありますが・・・
しばらく見ていると、高校教員から大学の準教授になった女性が出ていました。
彼女は、仕事と子供の二者択一の中で、仕事を選んだそうです。
子供に対する意見の行き違いから、離婚も経験したとか・・・
こちらの方は、子供を持たない人生を選択したことが、幸せそうには見えませんでした。
会社に行かないといけなかったので、ここまでしか見られませんでしたが。
子供がいる方が幸せか? いない方が幸せか?
という議論は、「持ち家と賃貸とどっちがお得か?」論争以上に結論の出ない「神学論争」だと思います。
というのも、不動産はお金という量で換算できますが、幸せは数値化できないからです。
僕としては、「子供を持ちたくないのなら、子供を作る必要はない」と思います。
一方で、「仕事か?子供か?という選択ならば、子供を取るべき」とも思います。
その方が、自然の原理にもかなっていると思いますよ。
「遺伝子(子孫)を残す」というのが生物の原理ですからね。
日本社会にとっても、次の世代を引き継ぐ者を残すということは重要です。
僕の母親は仕事人間で、子供の頃はほったらかしにされていました。
以前は「子供を生まなければ、もっと仕事に集中できた」と言っていました。
でも、いまは「あんたが子供の頃、もっと一緒にいれなかったのを後悔している。子供を産んで、育てることと比べれば、仕事なんて全然重要なことじゃない」と言っています。
思想家の吉本隆明が「自分が何をやってきたかと問われると、子供を産んで育てたと答えるほかない」みたいなことを言っていました。
欲しくないなら、別に作る必要はないし、子供ができないからと言って、悲観することもないとは思います。
でも、子供ができる状態にあり、「子供が欲しい」とも思っている場合、仕事やお金などの別の要因で断念するのは賢明ではないと思いますね。
家族を持つという選択肢を自主的に諦めている僕でも、講演で親子が遊んでいるのを見ると、「うらやましいなあ」とは思うし、面白い発見をしたりすると「自分に子供がいたら、このことを教えてやりたいな」と思ったりもします。
僕にとっては、優先順位は、
自分(の幸せ) > 家族 > 仕事
ですね。
なので、僕は「結婚も子供ももう必要ない」と思いますけど、子供を創ることの大切さ、尊さは、実感しています。