さっき、NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」をやっていました。
IBMの「ディープブルー」がチェスの世界チャンピオンのガルリカスパロフに勝利したのは、1997年のこと。
その後にNHKでも特集が組まれていましたが、その時の人工知能の働きは、多数の手を高速で計算することによって、最適の打ち手を見出すというやり方だったと記憶しています。
「人間と機械は全然違った考え方をしてるんだな。必ずしも、人間が機械に負けたとは言えないな」と思いました。
その後、人口知能は飛躍的に進化を遂げ、囲碁の世界チャンピオンを負かすまでに至りました。
ちなみに、囲碁は手数の多さから、将棋よりも人口知能が人間に勝つのは難しいとされていました。
近い将来、将棋で人口知能は羽生を負かしてしまうのではないかと思います。
番組で語られていましたが、最近の人口知能は、ひらめきや、感情を持ち始めているんですね。
(人間と同じかどうかはさておき)
いよいよ「●●の分野では人間が人口知能に負けても、●●では人口知能は人間にはかなわない」みたいな言い訳もできなくなってきているのかも。
番組を見ていて思ったのは、人工知能が人間にとって有用なものなのか、あるいは人間の存在を脅かすものなのか?を人間が凄く気にしているということです。
みんな、人間が人口知能に勝利すると大喜びするし、人工知能が暴走して人間に害を及ぼすことを気にしています。
まあ、無理もない感情ですが・・・
でも、これって「人間のために人口知能は存在すべき」という大前提に則ったものだと思います。
「ターミネーターみたいな世界が到来したらどうしよう?」みたいな不安はありますけど、バッファローやドードー鳥やニホンオオカミやトキにとっては人間の方が「ターミネーター」ですからねえ・・・
技術の進歩もそうですが、倫理とか人間社会とか、考えれば考えるほど、そういう根本的なところが良く分からなくなってきてしまいます・・・
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お疲れ様です。
自分も番組観ていました。投資家としては人工知能がもっと発達すれば株の売買で連戦連勝出来るのでは?と感じました。
今でもヘッジファンドの一部は人工知能を利用していますが、まだ完璧な予想は出来ないようです。
となると今度は人工知能を使ったファンドが登場しそれに投資すると連戦連勝?
でも全ての投資家が人工知能を使うことになれば勝敗はどうなるのだろう?とか興味は尽きません・・・
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そうなんですよねえ。でも、投資の世界では将棋とか囲碁とかとは異なると思います。
投資家全体の意識と行動が相場を決める。
長期的には、株価は企業の業績を反映する。
そういうことを鑑みると、人工知能は相場の予想をしたり、理論株価を計算したりするのは限界あるかも・・・と思います。
まあ、人間よりうまくやれれば、勝てるということではありますけどね。