労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です

昨日のことになりますが、NHKの『スーパープレゼンテーション』(再放送)を見ていたら、ブラジル企業「セムコ社」のCEOのリカルド・セムラー(Ricardo Semler)氏のプレゼンやってました。

タイトルは「(ほぼ)ルールなしで会社を経営する方法」。

いやー、刺激的でしたよ。

動画は下記から閲覧可能です。

彼の会社、仕事の内容も、勤務時間も、勤務場所も、給料も従業員が自分で決めるんだそうです。
役員会には、2つ席が空いていて、社員であれば誰でも早い者勝ちで参加できるとか。
そういう凄い話が満載でした。

急成長する企業って、なんだかんだ言ってカリスマが独裁的に経営している例が大半の気がします。
米国では、アマゾンしかり、アップルしかり。
日本でも、ソフトバンク、楽天、ファーストリテイリング(ユニクロ)なんかもそうですね。

「民主主義」なんていったところで、誰でも独裁者になれるチャンスが与えられているみたいなことじゃないか・・・とこれまで思っていました。

こういう本当に民主的な経営で企業が成り立つというのがちょっと驚きでしたね。

このリカルドセムラー、著書も何冊かあって、日本語には下記の2冊が訳されているようです。

後者の初版は 1994年と結構古いので、経営自体はこの方法論で長期的に成り立っているようです。
サステナブルな経営システムなんですね。

『仕事と家族 – 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』 (中公新書 筒井淳也)という本の中で、下記のように述べられています。

日本企業の基幹労働力として採用された者は,仕事に関する三つの「無限定性」を受け入れることを要求される.職務内容の無限定性,勤務地の無限定性,そして労働時間の無限定性である.(p. 103)

難しい書き方してますが、要するに「日本企業に勤めると、仕事内容も、仕事する場所も、動労時間も自分で決められなくて、超窮屈なんだよっ!」っていうことですね。

会社員をしていて「給料もらってるんだから、自由が奪われるのはしょうがない」と諦めているわけですが・・・

このプレゼンを見て「会社員=自由を奪われた身」という連想してしまうのは、先入観にとらわれ過ぎているからかな・・・と思いましたよ。

リカルド・セムラーが経営するセムコ社みたいな会社に勤めていたら、「リタイアしたい」なんて思わなかったのかな? とも思います。

あるいは、自己責任の中で生産性を上げ、実績を上げていくという別のプレッシャーもありそうです。
単純に「ユートピアみたいな会社」として羨むだけの存在でもないかもしれない。とも思います。

また、それぞれの企業で、業態、社風、社員の資質や性格も違うので、自由で民主的なやり方が通用しない場合もあるかも、とも思います。

でも、「こういう働き方もできるんだな」と思いつつ、未来の会社像を妄想していると、リタイア以外の選択肢というのもあるかもしれないなあ~ みたいなことを思ったりします。


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