昨日のNHKスペシャル新・映像の世紀 第2集 グレートファミリー 新たな支配者は勉強になりました。

現代では、「世界的な大金持ち」というと、ビルゲイツとかウォーレンバフェットを想起します。
あるいは、ラリーペイジとか、マーク・ザッカーバーグみたいなIT長者みたいな人を思い起こすかもしれません。
こういう人たちは、莫大な資産を築いても、あまり権力には固執せず、社会活動とか科学技術(宇宙開発とか)に私財を投じたりしています。

でも、20世紀初頭に台頭してきた、ロックフェラー、モルガン、フォードといった大金持ちはちょっと違うんですよね。
本番組でも紹介されていましたが、一族が巨額の資産を分有して巨大財閥を形成し、産業界を牛耳るだけでなく、政治にも大きな影響力を及ぼしてきました。

以前、『アメリカの経済支配者たち』 (広瀬隆 集英社新書)という本を読みましたが、この番組で語られているようなことが、より詳しく突っ込んで述べられていました。
興味ある方は是非読んでみてください。

ただ、映像で見せられると、新たに気付くことも多かったですね。

大恐慌が起きても、彼らの資産は揺らがない。
それどころか、暴落時を見計らって新たな投資をして、さらに莫大な利益を上げたりしている。
金持ちはさらに金持ちになり、貧乏人はさらに貧乏に・・・そんな現実を見せつけられましたね。

リーマンショック後も、投資銀行、富裕層は依然として富裕層のままなので、あまり状況は変わらないと思います。

それはさておき、番組では、

  • エジソン(東海岸に在住)が映画ビジネスに対して莫大な特許料を請求したため、映画ビジネスに参入するユダヤ人は西海岸に逃げて起業し、ハリウッドが成立した
  • 禁酒法の成立には、フォードのような巨大財閥が工場労働者の労働効率を上げたい(酒を禁じてより働かせる)という意向が強く反映されている

といった、アメリカ史の裏側も語られていて、いくつか発見がありました。

時間に限りがあるため、ひとつひとつのテーマに関しては突っ込みが足りないところもありましたが、現在問題になっている格差の拡大にも示唆があり、切り口が良かったと思います。


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