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『半沢直樹』新シリーズが始まりましたねえ。

前作が大ヒットしただけに『おっさんずラブ』みたいに尻すぼみに終わって、晩節を汚す懸念もあるかなあ・・・と不安でしたが、杞憂だったようです。

初回は、1時間20分の拡大版でしたが、倍ぐらいの尺でやっても良いくらいの濃密な内容で、展開がスピーディーであっという間に終わってしまいました。

新作は前作の終わりを受けて、半沢が、子会社の東京セントラル証券に出向になり、営業企画部長として活躍する(と言うよりは艱難辛苦する)姿が描かれます。

前作の社内政治の闘争に加えて、本社に無理難題言われる子会社の苦悩や、出向社員とプロパー社員との軋轢なんかも加わって、前作の世界観とダイナミズムを引き継ぎつつ、新しい要素も加わって、二番煎じじゃない面白さもあって、「やるなあ!」と感心させられました。

続きが楽しみです。

ただ、見ていて結構疑問が湧くところもあるんですよねえ。

本作は、時代劇や、歌舞伎みたいな様式美の世界観があるんで、リアルではないところがあるのはしょうがないとは思いますし、「リアル」じゃなくてもしっかり「リアリティー」担保されているところが本作の強みだというのは重々理解した上で書いているのですが・・・

なお、私は前作の原作は読みましたが、新作の原作は読んでないので、そっちで説明があるのかもしれませんが(ドラマが終わってから読むつもり)。

<前作の原作>

<新作の原作>

まず不思議に思うのは、「どうして半沢直樹が出向になったのか?」というところですね。

半沢は業績を上げただけでなく、大和田常務(香川照之)が頭取を狙って下剋上を起こすのを防いだという功績もあるので、中野渡頭取(北大路欣也)にとっても味方にできるはずなんですよねえ。

何をやらかす変わらない危険分子として排除したというのもあるかもしれませんが、頭取の権限と、そこまでのし上がった政治力を利用すれば、自分の保身のために半沢を本社に残してうまく使う――というのがベストの選択だと思うんですよね。

後は、半沢直樹は出向する前に転職すれば良かったんじゃないか!
と思うんですよね。

前作までは、「大和田に復讐を果たす」という目的があったので、どんなに理不尽でも行内にい続ける理由はありました。
目的が達成されたいま、別に会社にしがみつく理由もない。

外資系金融にヘッドハンティングしてもらえば、年収も跳ね上がると思うんですよね。
もちろん、日系企業ほどは安定していないですが、奥さんの花ちゃん(上戸彩)も働けいてリスクヘッジすればよいと思います。

あれだけ、有能で胆力もある妻が、専業主婦しているなんて、日本社会の無駄だと思うよ。
ドラマの中では出てこないんですが、半沢家には息子がちゃんといて、子育て中みたいなんですよね。
だからっていうのもあるかもしれないけど、「内助の功」よりも、自立して自分で稼いだ方が、半沢家にとっても良いんじゃないかな。

で、世帯年収を3倍くらいにして、半沢も外資系金融でキャリアを積んで、多額の報酬を得て、アーリーリタイアして、メキシコのビーチリゾートでノンビリ過ごせばよい。

あるいは、念願の戸建て住宅を持って花ちゃんと夫婦仲良く過ごせばよい。

半沢直樹って、仕事はメチャクチャできるかもしれないけど、人生設計は実はヘタなんじゃないのか????

と思ったりします。

よろしければ、「半沢直樹」について書いた過去記事もよろしく!

「半沢直樹」を面白いと思う後ろめたさ

サラリーマンは「半沢直樹」をマネしてはならない


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