やっと週末になりましたね。
長期投資家なので、日々株を売買しまくっているわけではないけど、ここまで乱高下すると、心理的に結構疲れます・・・
アーリーリタイアを計画していた投資家の方で、今回のコロナショックで計画を変更せざるを得なくなった人も少なからずいるんじゃないかと思います。
でも、そういう人はラッキーだと思うんです。
むしろ、すでにリタイアしてしまった人の方が、大変じゃないかと思います。
リーマンショックが起きる前に、会社を辞めて専業投資家になった人を何人か知っているんですよね。
その中の多くの人は、大損をこいてしまいました。
いまでは何をしているのか、分からない人がたくさんいるんですよね。
生き残っていたとしても、リーマンショックみたいなイケイケではないと思うんですよね。
アメリカで、若いうちに(20代、30代くらい)でリタイアする、「FIRE運動」というものが流行っているという話は本ブログでも書きました。
FIREは「Financial Independence Retire Early」の略で、「経済的に自立してアーリーリタイアする」という意味です。
当時のブログでも書きましたけど、これが成立しうるのは、アメリカは優秀であれば若くして大金が稼げる社会であり、なおかつ株式市場が右肩上がりで上昇し続けていたからです。
日本で、同じことができる人なんて、かなり少ないでしょうし、できる状況があったとしても、リタイアはせずに働き続けるでしょうね。
今回のコロナショックで、FIRE運動は沈静化するんじゃないかと思います。
これまで(ここ10年くらい)があまりにも好調過ぎたんで、調子に乗っていた人も多いんじゃないかと思うんですよね。
ただ、FIRE運動の特徴は、「散財せずに、支出の低い生活を送る」「お金よりも時間を大切にする」という類のものなので、適正な生活をしている限り、たとえ投資で大損こいたとしても、借金がなければなんとか生活はできるのでないかと思います。
ただ、「資産が増えずに減っていくだけ」という状況は、十分な資産があっても結構つらいものはありますよ。
2018年も結構大きな下落相場がありましたが、ちょっと心配にはなりましたからねぇ。
むしろ、いまの方が落ち着いているくらいなのですが、会社を辞めて3年以上たつと、この生活にも慣れてきて「まあ、何とかなるだろう」と腹を括れるようになりましたから。
まあ、アーリーリタイアなんて、実際のところはそんなに簡単にはできるもんじゃないし、リタイアできたところで、ストレスなく幸せに過ごせるかというと、本人次第なんですよねぇ。