昨日のブログに書きましたが、40代、50代で早期退職しても、本来は仕事にあぶれるなんてことはそんなにないはずだ・・・と思っています。
というのも、曲がりなりにも、20年~30年の間それなりの企業でそれなりの仕事をしてきたら、「どこに行っても役に立たない」みたいなことになるのは、考えづらいんです。
実際、僕会社員時代にはいろいろな会社と取引がありましたが、一部上場企業の40代、50代の管理職クラスの人の大半は、みんなしっかりしていました。
たしかに、あまりガツガツあまりしていなかったですが、基本能力は高くて、紳士的でコミュニケーションを取りやすい人が多かったです。
さて、今朝も下記のような記事が出ていました。
早期退職で大失敗→無職に…49歳・元大手メーカー社員の大誤算
実際に記事出てくるような人がいて、今後の見通しも立たない中で「早期退職に安易に応募すべきではない」というのもまた事実だと思うのですが、早期退職してうまくやっている人もたくさんいます。
僕のまわりの人を見ると、「会社員時代より収入が上がった」という人は半数に満たないかもしれませんが、会社を辞めて公開しているという人にはほとんどあったことがないです。
転職ではなく、起業するなり自営業でやっていくなりしていれば、額面の年収は低くても、使えるお金はむしろ増えたりすることもあるので、収入で比較するのも難しいわけですが・・・
失敗するのは、
- 会社の看板でできていたことを、個人でやろうとしてしまう
- 会社員時代と同程度、あるいはそれ以上の年収を求める(また、上記のような待遇で雇ってくれる会社があると思い込んでしまう)
- 自分が経験していない分野、得意でない分野に手を出してしまう
- 必要以上に資金を費やしたり、リスクを取ったりしてしまう
みたいなことをするからだと思います。
会社を辞める以上、ある程度のリスクは取るわけですけど、うまくやっている人は、会社員時代に十分な蓄えを築いているとか、初期投資を最小限に抑えるとか、会社員時代のスキルや人脈を生かして着実に仕事を持ってくるとか、リスクを低減させてヤリクリしています。
僕自身は、
家族もないし、節約志向なので、出費が少ない
新しく仕事を始める時も、初期投資をほとんど行っていない(せいぜい数10万円程度)し、運営コストもほとんどない(あっても、経費で落として節税できる)
会社を辞めても生活できる十分な資産を築いている
ということがあるので、会社を辞めて自活したところで、何も困ることはなかったし、時間もできるし、出費が減っている(都心に住む必要がないので住宅費が減るし、交際費も激減する)割には、生活自体は豊かになっています・・・
早期退職の募集がこれだけ増えてくると、早期退職組の再就職の競争は激化していくとは思いますけど、いたずらに危機感ばかり煽るのもどうかなあ・・・と思ったりもします。