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山本一郎さんが、またもや挑戦的かつ、面白い記事をお書きになってますねえ・・・

「ありのままの自分でいい」とかいう馬鹿の甘えが老害を量産する

ちなみに「アナと雪の女王」の主題歌の歌詞のサビの部分「ありのーままのー♪」の原文の”Let it go”は、「ありのまま」という意味ではありません。

アナ雪『Let It Go』は本当に“ありのまま”? 使役動詞letの意味とは

日本語訳の言葉を曲に乗せなければならないので、直訳するのが適切だとは限りませんし、この曲が日本でヒットしたのは「自分を解放」するという外向けに発散していく歌詞を、「ありのままの姿見せるのよ~♪ ありのままの自分になるの ~♪」という、内側に向かったニュアンスに変換したところがあると思うんですよね。

ここ10年のトレンドを見ていても、「自分を社会に合わせて適応すべき」、「人は自己研鑽を怠らず成長すべき」みたいな意識は後退して、「自分らしく生きる」、「自分の好きなことをやる」みたいなことが是とされるようになってきています。

一部の成功者もそういうことを主張したりしているので、「ありのままに生きていれば人生うまくいくんだ」なんて、あらぬ誤解を植え付けてしまっているフシもあります。

セミリタイア、アーリーリタイアしたブロガーの方々は、「ありのままに」「自分らしく」生きている方が多いです。
というか、そのためにリタイアしているのですから、当然といえば当然です。

僕自身は、まだ働いていますが、完全リタイアすることは、経済的な不安以外に、社会から隔たってしまうかも・・・という不安が大きいですね。

ずっと自宅にいたり、外に出るにも一人で行動していると、服装も気にかけなくなるし、立ち居振る舞いも好き勝手になるので、まわりから見ると「変わった人」となってしまうかもしれません。

誰かに合わせる必要もないので、自分のやりたいことをやりたい順番に自由にやれる。
でも、ずっとそうしていると、プライベートでも、人に会って、人に合わせるのが苦痛になってくるんですよね。

だんだん、「自分勝手なヤバいオヤジ」みたいになってくるんじゃなかろうか・・・

そんな不安もあります。
まあ、不安を抱いているうちはまだ大丈夫なのかもしれませんけどね。

スティーブ・ジョブズも世間的に見れば完全な変人だし、
日本では、ホリエモン、前澤友作、庵野秀明も、自分の好きなようにありのままに生きているけど、やはり客観的にみると変人の領域に達してます。

彼らは十分に稼いで、社会で確固たるポジションを築いているから許容されており、場合によってはその「変さ」が称賛されるんですよね。

凡庸な人間が同じようにやってしまうと、社会から排除されてしまうと思います。

アーリーリタイアできているオヤジについては、自力でちゃんと資産を築いているわけだし、そのために自己研鑽も努力もしてきた人たちだと思うので、「ありのままに」「自分らしく」生きていても、社会から完全にドロップアウトしてしまうことはあまりなさそうなんですよね。

僕の知人で、50代で完全リタイアして、1年のうち半年くらいは海外に行っている人がいますが、社会性もあって、社会人の友達とも不通に交流しています。

たしかに、少し変わったところはありますが、彼自身は会社員としてずっとやってきて、資産運用に成功した人なのですが、リタイア後もそれなりに社会に適応できています。

逆説的だけど、「ありのままの自分でいる」ためには、それなりのバランス感覚と社会性が必要だと思うんですよね。
逆に、それに縛られると「ありのまま」でいられないのですが。


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