午堂登紀雄氏のコラムに下記の投稿があったんですが、ちょっと考えちゃいましたね。
「自分が好きなことやってお金を貰えてるんだから、働くのを辞めたいと思ったことはない」という趣旨。
詳しくはコラムを読んでいただければよいと思いますが、僕自身はそんなに働きたくはないですね。
ただ、好きなことをやって、多少なりともお金を稼げるなら、それに越したことはない・・・というところです。
起業家の方の中には「好きなことをやっていたらお金は稼げるから、好きなことをやればよい」なんていう人がいますが、それは完全に特殊なケースです。
たいていの人は、生活のために面白くもない仕事をしているか、何とか折り合いをつけながら、いまの仕事の中でやりがいや面白さを見つけようとしているかのどちらかです。
お金持ちになる人って、お金を稼ぐこと自体が好きで好きでたまらない人が多いんでしょうね。
僕自身もそうなんですけど、いまとなっては「人生に必要のないお金を稼ぐために働きたくはない」という思いの方が強いです。
お金持ちでも、働く人と働かない人がいますから、一概には言えないですね。
ただ、牛堂氏のような「投資家」は、セミナーやったり本を書いていたりすると、「本当に投資で稼いでいるのか?」と思われてしまうので、それはそれで別問題です。
牛堂氏は、「70万円を1年間で3億円にした」とか、現在の資産は5億円とかだそうですけど、ホンマかいな?という感じはあります。
本当だったとしても、「投資で稼げるなら、セミナーや書籍執筆に時間かけずに投資に集中しろよ!」みたいなことは、どうしても言われちゃいますね。
問題なのは、「お金持ちだけど働いている」のか、「働かないとお金持ちでいられない」のかどっちなんだ? という話かと思います。
ちなみに、2億円あっても、投資だけで生活することには不安があります。
詳しくは年始にブログに書きましたが・・・
ちょっと補足しておくと、
働かなくなっても、資産の元本は維持したい → 投資をしていると資産が減る可能性もある → 一方で、投資もせずに仕事もしないと、資産は確実に減っていく → 安定収入を得るために働かざるをえない
という循環に陥ることもあります。
人の欲望って限りないですから、どんなにお金があっても安心できないし、「これだけあれば十分満足」ともなりづらいんですよねぇ。