本ブログの読者は、個人投資家、アーリーリタイアを考えている方が多いようで、それ関連の記事はアクセスが多いですね。
先日書いた、「リタイア時の資産2億円の根拠」の記事が多くのアクセスを集めていました。
実際、いくらあればリタイアできるのか?というのは、ネットで調べていても様々です。
3千万円でリタイアしている人もいれば、3億円くらいないと十分ではないという人もいます。
10倍も違うので、何を基準にすればよいのやら、さっぱりわからなくなります。
- リタイアする年齢
- 家族構成
- リタイア後の生活費
- インフレリスク
- 投資リスク
これらの変動要因をどう見積もるかで、必要な資金は大きく変わってしまうんですよね。
2名のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談した際には、2人とも「2億円あれば安心」と仰っていました。
でも、これはかなり厳しい見積もりだと思います。
実際に助言に従ってリタイアして「お金が足りなくなったじゃないか! どうしてくれるんだ?」と責められるリスクを考えると、厳しめに言わざるを得ない気持ちもわかります。
そんなこんなで、下記の記事を見つけました。
3.5%程度の投資利回を想定して、年間350万円あれば生活できるだろう・・・
というシナリオです。
えらくシンプルですねぇ・・・
そもそも、インフレが起きたらどうするんだよ?
という疑問があります。
まあ、インフレが起きたら運用益もその分上がるという想定なんでしょうか?
あと、元本には手を付けないという想定がされている上に、投資リスクも考慮されていません。
万が一、資産価値が下がった場合、原資に手を付けざるを得ません。
そうなると、同じ運用利回り(3.5%)があったとしても、年間350万円は担保できなくなりますよね。
年間の生活費350万円というのも、人さまざまだと思いますし、税金や保険料等の固定費がどのくらい掛かってくるのか、というのも気になるところです。
僕自身はエクセルシートでシミュレーションしていますが、ブログやWEB記事やQ&Aサイトなんかよりも、緻密に見積もっていると自負しています。
というか、ちゃんとしたシミュレーションが見当たらないんですよね。