旅の途上です。
今は昔ですが、ハナ肇とクレイジーキャッツの歌に「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」という歌詞がありました。
会社員時代、強いストレスを感じていたとはあまり思わなかったんですが、会社を辞めてみて、はじめて色々なプレッシャーがあったことに気づかされます。
「サラリーマンは気楽な稼業」なんて、とても言えたものではないです。
当時であれば、仕事をしてもしなくても、給料はあまり変わりませんでした。
犯罪でも犯さない限りは、クビにならない。
長く勤めていれば、給料は上がっていくし、昇進もしていきました。
いまは、そうはいきません。
僕の知っている人の中にも、うつ病を発症して長期で会社を休んでいた人が何人かいます。
会社員時代は、正直「精神力が弱いんだなあ」と思っていました。
でも、会社を辞めてみて、普通に会社で仕事をしているだけで、結構ストレスって大きかったんだなあ・・・と思います。
うつ病になった人々に対しても、「精神が弱かったのではなく、敏感だっただけなんだな・・・」と実感します。
決められた時間に会社に行き(遅れるのはNG)、打ち合わせにはちゃんと参加し、人間関係を良好にし、上の人には睨まれず、下の人には嫌われず・・・みたいな、基本的なところが実際にできるかどうかはさておいて、気にかけるだけで、結構なストレスだったんですよね。
無職になって、本当に気楽な状態になってこそ、気づくことはあります。