日曜美術館「響き合う琴と詩と絵~浦上玉堂の山水画~」

ちょうどいま見ていましたが、浦上玉堂って面白いですね。
上級藩士だったのに、50歳で脱藩。
以後、2人の子供連れて諸国を放浪しながら、風流三昧の生活を送る。

当時で50歳というと老人なので、「アーリーリタイア」とは言えないかもしれません。
ただ、玉堂は75歳まで生きているので、実質的には長い25年のリタイア期があり、そこで文人として成熟し、大成していったことは間違いないでしょう。
Wikipediaによると、上級藩士の頃から「琴詩書画にふける生活を送っていたことから、周囲の評判は芳しくなかったらしい。」とあります。

いまでいうと、あまり働かなくて趣味に生きてきた不良県庁職員が、退職して趣味の世界で大成する、という感じでしょうかね。

伊藤若冲は浦上玉堂より年上ですが、時代はかぶります。
伊藤若冲の方は、40歳で商売を弟に任せて隠居生活を送ります。

成功したリタイア老人 伊藤若冲

伊能忠敬に至っては、浦上玉堂と同年の生まれです。
伊能忠敬は49歳でリタリアしています。

江戸時代は明確な定年制度がなかったし、40代で初老だったようなので、いまで言うような「アーリーリタイア」ではないかもしれません。
しかし、仕事を辞めた後、死ぬまでに数10年の期間があって、その間にやりたいとこを思い切りやって、その世界で大成する。

なんと魅力的な人生だろう! と思います。

せっかく自由に生きるのなら、こんな風に生きてみたいものだと思います。

現代よりも江戸後期の方が社会は成熟していたんじゃないだろうか???
と思ってしまいます。


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