リタイア後の海外移住に関して色々調べていますが、なかなかいい本がありません。
最近、下記の本を読みましたが、これは良かったですよ。

『年金月21万円の海外暮らし実現ガイド』(立道 和子)

著者は55歳で出版社を早期退職して、イギリス人のパートナー(おそらく彼氏)と海外暮らしを実践。
早期退職後に会社から年金が支給されていたみたいなので、公的年金を支給されるまでは、それでつないでいたようです。
僕たちより下の世代が、そんな余裕がある資金繰りができるという保証はありませんが・・・

いずれにしても、「月21万円」と書いてある通り、だいたい20万円以下での海外生活を実践されているようです。
年間で言えば、250万円くらいというところでしょうか?
物価の安い国で、贅沢しなければ、一人年間200万円でも十分生活は成り立つと思いますね。

この方の良いところは、オーストラリア、ハワイ、タイ、マレーシアなど、実際に各地に住まれていることです。
他にも、海外移住された人たちの情報を沢山持っており、様々な事例をご存じの様子です。
他の本は、特定エリアに偏っているもの、自分だけの体験に基づいているものが多くて、その地域に移住するなら参考になるかもしれないですが、一般性のないものが多いです。

著者は、オーストラリア、特にゴールドコーストを薦められていますが、最近はオーストラリアは物価が高騰しているので、本書が書かれた時点(2005年)とは状況が変わっていると思いますので、その点は要注意です。

あと、本書は海外生活のデメリットもきっちり語られていて、その点も好感が持てます。
健康であることが再三強調されていますが、あまり意識しなかったけど、まさにその通りだと思えました。
保険や医療、お金をどう持つのかといったことも語られています。
あとは、治安の問題についても。
現地在住の日本人が他の日本人を騙したりする・・・みたいなことも書かれていて、「なるほど!」と思いました。
(実際、イスタンブールでそういう行為をしている女性に会ったことがあります)

あと、安直に不動産を購入したりせず、移住前にしばらく住んでみることをお薦められています。
当然と言えば当然なのですが、拙速に不動産買ってしまう人も多いみたいですね。

デメリットをちゃんと理解したうえで、海外生活をするのか、日本に留まるのかを判断すればよいと思いますね。
海外移住だけでなく、ロングステイを考えている人にも読む価値のある本です。

他に参考になった本は、『終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散 ―― 国家の歩き方 徹底ガイド』 (現代の錬金術師シリーズ) です。

こちらのレビューは、以前書きました。

「永遠の旅行者」になるために

こっちも良い本なのですが、ちょっとマニアックなので、最初に読むなら『年金月21万円の海外暮らし実現ガイド』の方がオススメです。
この本はシリーズ化されているようなので、他の本も読んでみます。


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