会社を辞めた後も、収入を得続ける、セミリタイアであれば、実現するのはさほど難しくはないと思います。
全く働かない、完全リタイアはハードルが高い。
でも、僕は完全リタイアするつもりで計画しています。

大抵の人は、仕事を辞め後の収入よりも、現役時代の収入の方が時間単価は高いんじゃないかと思うんですよね。
なので、多少引退を延期しても、会社を辞める前に十分な資産を築いた方が良いんじゃないかと思います。

一方で、リタイアした後、好きなことをやりながら、結果としてお金を稼ぐ・・・という方向はチャレンジしたいと思います。
人生、何が起こるかわからないし、どうせ生きるなら、お金は多いに越したことはないからです。

そんなわけで、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(山口揚平)という本を読みました。

著者は、早稲田、東大大学院を経て、コンサルティング会社でM&Aに従、起業再生に取り組んだ後、独立して、現在は複数の会社を経営・・・という華々しい経歴の方です。

以前紹介しましたが、この方、株式投資について『ほんとうの株のしくみ 』 (PHP文庫)という良書をお書きになっています。

断捨離のために投資本を再読3~なぜか日本人が知らなかった新しい株の本~

他にも数冊の著作があります。きっと、独立して成功されているんでしょうねえ・・・

さて、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』は、普通の人が読んでも十分に参考になる一冊です。
成功した経営者の書く本の中には、「あんただから成功したんだろう?」という一般性のないものがありますが、本書はそうではありません。
著者の試行錯誤の過程が正直に書かれているのを読むと、著者も決して成功の連続ではなく、悩み、失敗しながら自分の道を切り開いてこられたんだなあ・・・と実感できます。

本書は、一般的な起業本ではなく「たくさん金を稼ぐ」というよりは、「好きなことをやって稼ぐ」ということに重点を置いているので、リタイア志向の人が読んでも、勉強になります。

著者は、ビジネスモデル(システム)の重要性を強調されています。
2013年出版の本なので、直近の動きは書かれていませんが、たしかにビジネスモデルを考えれば、これまで稼げなかった職業が成立するようになる。

ミュージシャンになりたい!と思っても、昔はオーディションを受けてメジャーデビューするくらいしか、道はありませんでした。
実際、80年代のインディーズブームが来て、ミュージシャンのすそ野は広がったし、最近はネット上で効果的に情報発信することで、収益化し、活動を続けることが可能です。
作家になりたい場合も、作品を出版社に持ち込んだり、懸賞に応募する以外に、ブログで情報発信する、NOTEや有料メルマガで課金する、電子出版を利用する等々のやり方があります。

僕自身も、やりたいとこをやって、それで稼げるのであれば、それにトライしてもいいかなあ・・・と思います。

ちなみに、自宅の近くに弁当が1つ270円で売っている弁当屋があります。
どうやって儲けているのか不思議でしたが、本書に説明があり、なるほど!と思いました。

一方で、著者が優れたビジネスモデルとして紹介している、リブセンス(人材広告で一世を風靡)は、現在は収益が悪化して株価も低迷していますし、ライフネット生命も、競争優位性が見いだせず、苦戦中です。
長期にわたって、収益を上げ続けるのは、やっぱり難しいんだな・・・と思わされます。

他に、独立した後、どういうプロセスで取り組めばよいのかとか、固定費を減らすことが重要だとか、人との出会いも大切だが、うまく別れることも重要だとか、他にも役立つ内容がたくさんありました。
Amazonには、具体性に欠けるみたいな批判もありますけど、具体的な方法論は、自分で考えて、自分で切り開くべきで、本書はそのための参考書だと思います。

好きなことをやって稼ぐことの魅力と同時に、その厳しさも感じされる本でしたね。
独立に興味を持つ人、リタイア後も何らかの形で稼ぎたいと思っている人には有用な本なので、ぜひ読んでみてください。


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