昼寝

ここ1,2年で、日本でも「FIREムーブメント」がだいぶ定着してきた気がします。

念のために説明しておくと、「FIRE」とは「Financial Independence,Retire Early(経済的に自立し、早く引退する)」の略です。

一方で、ここ1,2か月のネット上の論調を見ていると、「FIREはするな」的な主張も目立つようになりました。

リーマンショック前に、投資で一儲けして、会社を辞めた人が結構いましたが、大半はその後、後悔しています。
もっとも、いまのFIREムーブメントはだいぶ違っていて、

・投資による大儲けを前提としない
・リタイア後の生活レベルを適正化して、過度のぜいたくはしない

というのが前提としてあります。

例えば、年利4%程度の投資利回り(歴史的にも、理論的にも妥当な線)を見込む。
5000万円を貯めて、年間200万円程度の収益を得る。
その範囲で、つましく生活する。

これに、多少の労働所得が得られれば、贅沢しなければ、そんなに働かなくても生活はできるし、資産も減らない・・・という計算になります。

長期的には、成立する考え方だとは思います。

ただ、こういうトレンドが生まれたのは、株価が右肩上がりで上昇している最中のアメリカです。
ここ10年強は株式市場は好調でしたが、一時的に株価は大きく下がることもあります。

下落局面で、心の平穏を保ち続けられるか、さらに持ち株を投げ出さずにホールドし続けられるか・・・というのは、大きな下落を経験したことがある人でないとわからないし、大半の人は冷静さを失うと思います。

あと、問題はライフスタイルが変化したときですね。
結婚したり、子供ができたりすると、同じような生活が送れなくなる可能性もあります。

そもそも、結婚したい相手ができたとき、相手がそれを許容するかというのもありますね。

僕自身は、資産総額1億円以下でFIREするのはリスクが高いと思っています。

自分自身で計算をした上で、「40歳で1億円」という目標を立てたわけですが、45歳で1億円を十分超えてリタイアした後も、株価が急落した際や、コロナが蔓延した時に、「今後、大丈夫だろうか?」と不安が頭をお義理ました。

気にし過ぎだとは思いますが、リスクは十分に排除しておいた方が、人生安心して生きられると思います。

十分な資産を築いていない場合は、せめて後から働いてもお金を確保できるための、最低限の「労働力」は維持しておいた方がよいんじゃないかと思います。


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