首切り クビ

昨日(下記)の続きです。

早期退職の落とし穴① コロナ禍での退職

昨日は、コロナ禍での早期退職の応募には慎重になった方が良いんじゃないかって話を書きました。

今日はもうちょっと一般的な話を書きます。

先日、某大手企業の人事部で働く友人とオンラインで話しました。
彼の会社も早期退職者の募集をして、結構な数の社員が応募したのですが・・・

退職者が事務手続きをやってくれなくて困る!

と愚痴っていました。

会社を辞めるにあたっては、会社に色々な書類を提出しないとならないし、荷物を片付けたり、社員証を返却したり、色々な手続きが必要です。

あいさつ回りもしないとならないし、同僚や取引先の連絡先もバックアップを取っておかないと、その後連絡が取れなくなって苦労します。
(僕自身、バックアップは取っていたのですが、取り損ねて連絡が取れなくなった人も何人かいます)

会社を辞めた翌日からは、勝手にオフィスに入ることはできなくなるので、「今忙しいから、手続きは会社を辞めてからゆっくりとやろう」という訳にもいきません。

もっと問題なのは、健康保険、年金、税金、失業保険などの手続きです。
会社がやってくれる部分は、手間も省けるし、多少期限を遅れても、(怒られつつも)融通を利かせてくれるんですが、お役所はそうはいきません。

手取り足取り教えてくれるわけでもない(ただし、今のお役所は以前と比べるとだいぶ親切なので、聞けば分かることは教えてくれる)ので、自分で調べて自分で手続きする必要があります。

そこをミスったり、手続きを怠ったりすると、健康保険の任意継続ができなくなったり、受け取れる補償が受け取れなかったり(あるいは受け取りが遅れたり)、払わないでもよい税金を支払う前になったりすることもあります。

僕自身は、必要なことは全部調べ上げて、手続きもちゃんとしました。
退職直後は全く仕事はせず、失業保険を受け取って生活していたので、面倒くさいお役所の手続きも、まあできたわけです。

開業届を出したのは会社を辞めて5か月後なので、手続きも分散してゆっくりやれました。

退社後に開業、起業する人は、そっちの手続きもしなければならないので、かなり忙しいです。

会社員時代もみんなペーパーワークはしてきたとは思うんですが、行政的な手続きはそれと比べても煩雑です。
しかも、お役所が開いている時間は限られるし、行く時間帯によっては長時間待たされます。
区役所、市役所だけなら良いんですが、年金事務所やらハローワークやら税務署やら、複数の場所を回らないといけない場合は、丸一日潰れたりするし、同じような書類を何枚も、しかも手書きで書かされたりするので、面倒くさいんですよねぇ。

仕事をバリバリやって来て、会社では高い評価を得ていた人も、こういう手続きがきっちりできるかというと、そうでもないんですよねぇ。

仕事ができる人って、得意な分野に特化して、事務作業は、下っ端や、総務・人事・経理などの管理部門に丸投げをして自分ではやらない人も多いので、「自分でやらなければならない」という状況になると、うまくやれないし、ストレスも溜まります。

「なんでこんなに時間がかかるんだよ!」
「なんでこんなに非効率的なんだよ!」

とキレてしまう人も多いんですよねぇ。

大手企業になるほど、間接部門にも優秀な人が揃っていて、滞りなく手続きを進める体制も整っているものですが、世の中一般ではそうも行きません。

そう言う人に限って、会社では「間接部門の奴らより俺たちの方が偉い」とか思ったりしているわけですが、会社を辞めて、全部自分でやらなければならなくなって、はじめて間接部門の人のありがたさを実感することになります。

行政上の手続きをきっちりやるってことは、必要なことだけでなく、「支払いを減らす」、「国や自治体から受け取れるお金をちゃんと受け取る」ということでもあります。

要するに、損得勘定に関わることです。

そういったことが、「やりたくない」「苦手だ」という人は、定年まで会社に残り続けるのが良いんじゃないかな・・・と思います。


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